北海道のローカルコンビニチェーンとして知られる「セイコーマート」の都内出店が間近でないか、とネット上で話題になっている。既に茨城、埼玉の両県でチェーン展開しており、いつでも東京に進出できそうな気配だ。
企業サイトで店舗マップを見ると、茨城の海沿いから内陸部の埼玉を通って東京に進撃中のように見える。足立区と隣接する埼玉県草加市と八潮市にも店舗が存在しており、もはや時間の問題という感じもする。
関東エリアにも「自社グループの製造工場や配送センター」
同社の広報担当者は、キャリコネニュースの取材に「埼玉県は1987年、茨城県は1988年から『セイコーマート』があります」と初出店は30年以上前だったと明かす。今年3月末現在の店舗数は、埼玉県が9店、茨城県が83店にのぼるという。
セイコーマートというと、地元・北海道産の牛乳をはじめ、低価格でおいしい弁当や総菜に定評がある。北関東エリアの店頭に並ぶ商品については、周辺に自社グループの製造工場や配送センターがあり、一部商品の製造などを担っている。
気になる東京進出については次のように語る。
「東京都内への出店は現状検討しておりません。店舗としては進出しておりませんが、セコマグループはメーカーとして進出しており、東京にも事務所があります。セコマブランド商品は道外のドラッグストア・スーパーなどでも販売して頂いており、例えば北海道豊富町産の牛乳はヘビーユーザーとなられるお客様がいるほど品質も高く人気のある商品です」
埼玉、茨城両県に関しても、当時は別会社がフランチャイズを獲得したことで展開が始まったという。その後は同社が引き取り、セコマグループの店舗になっている。
ネット上ではセイコーマートの動向が4月初旬に話題になり、「東京にも早く来てくれ」といった声が出ていた。話題になっている現状について同社は、
「大変ありがたいです。北海道産の良質の原材料を活用したオリジナルブランド商品を多数取り揃えておりますので、茨城県・埼玉県の店舗に是非足をお運びください!一部商品はセイコーマートオンラインでもご購入頂けますのでご覧いただければ幸いです」
とコメントした。