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森山大道の作品が新宿の仮囲いに、新宿ミラノ座跡地の複合施設竣工を受けて展示

2021年04月09日 18:52  Fashionsnap.com

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老舗映画館「新宿ミラノ座」の跡地工事現場の仮囲いに、写真家 森山大道の作品群の展示が開始されている。

 今回の展示は「新宿アートウォールプロジェクト」によるもの。同プロジェクトは、2014年に58年間の営業に幕を下ろした新宿ミラノ座の跡地に、複合施設「新宿TOKYU MILANO」が2022年度オープンすることを受けて発足。テーマに「再生/新生」を掲げ、建設中の期間も新宿の町の魅力と文化を絶やさないことを目的にプロジェクトを推進していくという。
 森山大道の作品群は、森山の作品集「新宿」「ニュー新宿」から未発表作品を含む全29点。それぞれ南側、西側の壁面に配置され、特設サイトでは展示されている写真を1枚ずつ閲覧することができる。
 同プロジェクトでは森山大道のほか、観客参加型の作品を数多く手掛けてきた美術家 開発好明も参加。全長77mの壁面にエヴァンゲリオンの世界観を表現した「Evangelion Styrofoam」を展示しており、エヴァンゲリオン公式アプリ「EVA-EXTRA」のARカメラをかざすことで、作中のセリフやモチーフが「マティス-EBフォント」で浮かび上がる仕様となっている。開発は作品展示に際して「仮囲いは視覚からはみ出すサイズです。それをどうドラマチックに見せるか考えて、『歩きながら鑑賞する』という体験を目指しました」とコメントしている。

会期:2021年4月5日(月)~2022年初夏(予定)展示場所:歌舞伎町一丁目地区開発計画建設予定地■特設WEBサイト