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NiziU MAYA&RIKUの同い年コンビ、ナチュラルさと豊かな感受性が共通点に

2021年04月09日 06:01  リアルサウンド

リアルサウンド

NiziU『Take a picture / Poppin' Shakin'』

 NiziUのMAYAが4月8日に19歳の誕生日を迎えた。0時になった途端にWithU(NiziUのファン)が自身のSNSでMAYAの誕生日を祝い、Twitterでは一時「マヤちゃん」という単語がトレンド入り。改めて彼女がたくさんの人から愛されていることを実感した。


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 そんなMAYAはこれから10代最後の一年をNiziUのメンバーやファンと共に過ごすことになるが、彼女と同い年のRIKUもまた来年には20歳になる。白鳥のように美しいMAYAと、小動物のような愛らしさを持つRIKU。今回は2002年生まれの同い年コンビ“マヤリク”の魅力と共通点に迫っていきたい。


 まず、MAYAとRIKUの共通する魅力は何といってもその“ナチュラルさ”にある。東京合宿でのダンス・ボーカルレベルテストの結果を見ても、元YG ENTERTAINMENT JAPANの練習生だったMAYAだけではなく、ダンスや歌のレッスンは未経験だったRIKUも参加者26名中、どちらも結果は真ん中より上位。それにもかかわらず、二人には何色にも染まれそうな良い意味での素朴感があった。本人たちはただ自信が持てなかっただけなのかもしれないが、J.Y. Parkが『Nizi Project』で技術力に負けないくらい大切なこととして挙げた、ナチュラルで真実・誠実・謙虚という価値を実践できる“人として好かれる”アイドルとしての素質を彼女たちは最初から持っていたと言えるだろう。


 また、二人はとても感受性が高い。MAYAは東京合宿のスター性評価で披露した「みにくいアヒルの子」の紙芝居がとても印象深いが、それ以上に私たちを感動させたのはその後に語った祖父とのエピソードだった。亡くなった祖父にアイドルになった自分の姿を見せたかったと涙を流したMAYA。メンバーやファンから“NiziUのお母さん”として慕われる理由も、彼女が人の心がわかる優しさを持っているからという点が大きい。一方、RIKUはサバサバしているように見えるが、実はかなり涙もろい。特に仲の良いMAYUKAが韓国行きの切符を手にした時や、最終メンバーに選ばれた時も自分のことのように泣いていた姿が印象的だった。オーディションの参加者というものは、得てして他の誰よりも目立とうとしたり、競い合って一番になろうと思い巡らすものである。けれど、『NIzi Project』ではそういったドロドロとした蹴落とし合いは見られなかった。MAYAやRIKUのように誰かのために笑ったり泣いたりすることができる仲間思いのメンバーばかりだからこそ、NiziUはたくさんの人から愛されるのだ。


 東京合宿・韓国合宿を経て、MAYAは長所である表現力、RIKUはとてつもない吸収力でダンスとボーカルの力をそれぞれ伸ばし、見ている人が応援したくなるようなナチュラルさと技術力を合わせ持った最強のNiziUメンバーとなった二人。デビュー後のNiziUは音楽番組だけではなく様々な番組に積極的に出演するようになったが、その中でMAYAとRIKUはどちらもバラエティ力を発揮している。


 もともと関西出身で、飾らない性格がファンから好印象を受けているRIKU。ついつい目で追ってしまう魅力は彼女の表情の豊かさにある。自ら前に出てくることは少ないが、 『We NiziU! TV』(日本テレビ系)で行われたドッキリやテレビ出演時の彼女に注目しているとコロコロと変わる表情を楽しめる。また、バラエティ番組でのRIKUは特に頼もしい存在で、『しゃべくり007』(日本テレビ系)出演時には特技を披露する場で芸人たちからのリクエストにすぐさま応えるなど、肝の据わった一面を見せた。


 一方、おっとりとしているように見えて実はMAYAもかなりバラエティ番組で活躍している。誕生日の前日である4月7日に出演した『スッキリ』(日本テレビ系)では、なんと“天の声”に挑戦。スッキリメンバーも驚くほどスムーズで、ユーモアもあるトークで進行を成功させた。どんどんテレビにも慣れ、頼りがいのある一面を発揮していくMAYAは、今後のNiziUの活動において大きな武器となっていくだろう。(苫とり子)