1週間以内で仕事を辞めた経験がある人は、どんなところに危機感を覚えたのだろうか。神奈川県の40代男性は、過去に製造工場を1日で退職。そこは「女性がすべての実権を握る女尊男卑な会社でした」といい、
「男尊女卑という言葉があるが、その逆バージョン。ただの履歴書汚しにしかならず、記憶からも抹消しました。何の感情も湧きませんが、男女平等などと笑わせないでもらいたいですね」
と怒りを通り越し、もはや呆れ気味だ。その元勤務先は海に面した立地を活かし、充実した休憩場所を有していたが、男性従業員には無縁だったという。引き続き、この男性の声を紹介する。(文:鹿賀大資)
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「女性従業員は、オーシャンビューの綺麗なカフェテリアで優雅に昼食」
男性の当時の役割は、電化製品を組み立てる工場内でのライン作業。ラインの高さが低いため、女性従業員は座り作業が許されていたが、男性従業員は中腰の状態で12時間労働を強いられた。それにもかかわらず、休憩も女性従業員のみが優遇されていたという。
「女性従業員は、オーシャンビューの綺麗なカフェテリアで優雅に昼食。もちろん男性従業員は立ち入ることすら許されず、汚い倉庫内での昼飯でした。あと男性従業員は、まともにトイレも行かせてもらえなかったです。50代の女性上長は『男だから我慢できるでしょ』と言っていました。次の日に膝が立たず、そのまま退職しました」
「上司が笑いながら『ウチより条件のいい職場なんてないよ』と言っていた」
都内の30代女性は、職場環境の悪さを理由に、事務系総合職を1週間で辞めた経験を持つ。元勤務先では正社員をはじめ、契約社員や派遣社員、外部協力職員、アルバイトと、さまざまな雇用形態が混在していたものの、待遇格差も顕著だったという。
「正規職員と非正規職員では、デスクやチェア、貸し出される文具の制限に違いがありました。中でも酷いと思ったのは、正規職員が他の職員に挨拶を一切返さないことです。それがルールとして常態化していました。業務内容は同じなのに、正規職員の見下した態度や言葉遣いが目立ち、とにかく人が定着しない職場でした」
退職届を提出した際、上司が笑いながら「ウチより条件のいい職場なんてないよ」と言っていたことで、改めて女性は「辞めてよかったなと実感しました」と書いている。
こうした職場環境が原因の退職エピソードとは別に、
「通信制高校の教員を2日で退職。初日に女性教員と車で外回りをした時、延々と学長の悪口や待遇の悪さ(残業代が出ないなど)を聞かされ、やる気を失った。その女性教員や学長を含め、そこに勤めるすべての人たちに嫌悪感を持ってしまった」(30代男性/神奈川県)
と人間関係に耐え切れず、短期間で退職をした人からの声も寄せられていた。
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