IGRいわて銀河鉄道は、岩手県滝沢市と連携し、1編成(2両編成)において同社初という全面ラッピングを施したと発表した。この全面ラッピング車両のデビューに合わせ、記念入場券セットが発売され、巣子駅にオリジナル駅名標も設置されている。
全面ラッピング車両は滝沢市の事業として行われ、新型コロナウイルス感染症の影響で利用者の減少が見られるIGRいわて銀河鉄道の経営を支援し、さらなる利用促進をおもな目的としている。滝沢市の観光・物産をテーマにしたデザインをラッピングし、コロナ禍で低迷する観光等の回復も目的のひとつとした。
運行開始を記念し、滝沢市内にある滝沢駅と巣子駅の記念入場券セット(販売数は500セット)を滝沢駅にて1セット280円で発売中(販売時間は6時45分から11時40分までと12時40分から17時まで)。なお、記念入場券は記念品として発売するもので、券面記載の日以外は使用できない。
また、交通拠点の案内や標識をわかりやすいものに改善するため、巣子駅のホームにある柱に、ラッピング車両と同じデザインを基調としたオリジナル駅名標(11種類)を11カ所に設置した。(木下健児)