吉浦康裕が原作・監督・脚本を務める長編オリジナルアニメーション映画「アイの歌声を聴かせて」の公開時期が今秋に決定。併せてメインキャスト、特報映像が公開された。
【大きな画像をもっと見る】「アイの歌声を聴かせて」は、不思議な転校生・シオンとひとりぼっちの真面目な少女・サトミとの友情と、歌でつながる絆を描いたハートフルストーリー。共同脚本を大河内一楼、キャラクター原案を紀伊カンナ、アニメーション制作をJ.C.STAFFが務める。
シオン役は土屋太鳳、サトミ役は福原遥が担当。そしてサトミの幼なじみで機械マニアのトウマ役を、声優初挑戦となる工藤阿須加が演じる。さらに興津和幸、小松未可子、日野聡の出演も決定した。なお土屋は、劇中楽曲「ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~」で歌声も披露する。
■ 土屋太鳳(シオン役)コメント
主人公のシオンは、相手がどうすれば幸せになるのかを気遣う優しさも持っていて、素敵な子だと思います。
私自身にとって大切な役になるだろうという予感がありました。だから選んでいただけたときは嬉しい気持ちでいっぱいでした。
吉浦監督が「誰でも幸せにしてしまうシオンの健気さを大切にしたい」とおっしゃっていて、「寂しい気持ちのときも、明るくしゃべってほしい」というディレクションを受けたことが印象的でした。
私は母から「大切なものを大切にできないと、大切な人も大切にできない」と教わったことがあって、「アイの歌声を聴かせて」はその言葉を思い出させてくれる作品でした。人と人の繋がりや、想いを伝えることの尊さを実感できて、皆さんに力を与えてくれる作品になっています。そういった気持ちが伝わってもらえたら嬉しいです。
劇中楽曲「ユー・ニード・ア・フレンド ~あなたには友達が要る~」へのコメント
ミュージカル風の曲でリズムが心地良く、シオンの心情も伝わってくる曲なので、彼女の気持ちを込めながら歌いました。どれだけ言葉に感情を乗せられるのかが重要になる曲です。皆さんの背中を押して勇気をあげるような曲ですから、応援する気持ちが伝わるように歌うことを心がけました。
■ 福原遥(サトミ役)コメント
「アイの歌声を聴かせて」は温かく愛に満ちているところに私は惹かれました。ストーリーが進むにつれて予想外の出来事が次々と起きるので台本のページをめくる手が止まらなくて、あっという間に読み終えてしまいました。
「絶対に出るんだ!」という気持ちでオーディションに挑んだので、実際に役が決まったときは大喜びしました。
サトミは正義感が強くて真面目でしっかり者で…「どストレート」に生きている女の子です。その強さゆえに一見冷たいように思えてしまうかもしれませんが、本当は優しい子です。
人とあまり上手く話せなかったサトミがシオンと出会って、どのように変わっていくのか。アニメーションを楽しんで、彼女たちの生き方から何かを受け取ってもらいたいです。
土屋さんがシオンの優しさが胸に染みわたるような歌声を披露されているので、ぜひ注目してほしいです。
■ 工藤阿須加(トウマ役)コメント
僕はアニメが大好きで、役者の道を目指すときには「いつか声の仕事にもチャレンジしたい」という気持ちがあったので、初めてアニメに携われるということに興奮しました。
トウマは機械マニアで、好きなものに対して熱心に取り組める男の子です。その一方で、幼馴染のサトミに昔から好意を寄せているものの、自分の想いをなかなか伝えられないでいます。「THE 真っ直ぐ」で僕が好きな王道の作品の主人公たちに近いキャラクターなので、皆さんも共感できて、応援したくなると思います。
『アイの歌声を聴かせて』はシオンに振り回されながら、個性的な高校生たちが幸せになっていくストーリーですが、実は台本を読んだときに泣いてしまったんです。それぐらい引き込まれる内容で、絶対に良い作品にしようという熱意を込めて全力で演じました。その気持ちが皆さんに少しでもお伝えできたら嬉しいです。
■ 長編オリジナルアニメーション映画「アイの歌声を聴かせて」
2021年秋全国公開
□ スタッフ
原作・監督・脚本:吉浦康裕
共同脚本:大河内一楼
キャラクター原案:紀伊カンナ
総作画監督・キャラクターデザイン:島村秀一
アニメーション制作:J.C.STAFF
歌:土屋太鳳
(c)吉浦康裕・BNArts/アイ歌製作委員会