ビズヒッツは4月5日、「転職理由」に関する調査の結果を発表した。調査は3月にネット上で実施し、新卒1年未満で転職した経験がある男女381人から回答を得た。
新卒1年未満で転職経験がある人のうち、入社後3か月以内に転職した人が87人、6か月以内が151人、9か月以内が53人、12か月以内が90人。6割以上が6か月以内に辞めている。
転職した理由1位は「人間関係が悪い」(119人)。次いで、「長時間労働・休日への不満」(86人)、「仕事内容が合わない」(66人)と続いた。具体的には
「教育係の一年上の先輩が、他の方が見ていないところで無視を続けてきた」(女性)
「休みを取らせてもらえない。知人の結婚式にも出席させてくれなかった」(男性)
「プログラマーだったが、論理的にコツコツと考えることに向いていないと感じた」(女性)
などの声が寄せられた。
「短期離職のため、次を決めるのにかなり苦戦した」
転職について相談した相手は「家族・親戚」(179人)が最も多かった。以降、「誰にも相談していない」(142人)、「友人・恋人」(77人)と続く。職場の人に相談する場合には、上司や先輩よりも「同期」に相談したという人が多かった。
また、9割以上の人が「新卒1年未満で転職してよかった」と回答した。理由としては、
「転職先は自分が携わりたいと思っていた職種で、辞めて正解だった」(男性)
「第二新卒で大手企業に転職できたので、早めに辞めて正解だったと思う」(女性)
「ストレスがなくなったので、体調が復活した」(女性)
といった声が寄せられた。一方、「後悔した」と回答した人からは、
「かなりの短期離職のため、次を決めるのにかなり苦戦した」(女性)
「転職先で給料は上がったが、人間関係が更に複雑になり辛かった。前職で我慢が足りなかったと後悔」(男性)
「転職活動時に退職理由を聞かれることが多く、忍耐力がないという印象を持たれる」(女性)
などの声が寄せられた。