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芦田愛菜、佐藤健、又吉直樹が安藤忠雄と対談 『Casa BRUTUS』12年ぶりANDO建築特集

2021年04月05日 13:31  リアルサウンド

リアルサウンド

芦田愛菜、佐藤健、又吉直樹が各世代代表として安藤忠雄と対談『Casa BRUTUS』

 ライフスタイルマガジン『Casa BRUTUS(カーサ ブルータス)』2021年5月号が、4月9日にマガジンハウスより発売される。今号は同誌12年ぶりとなる、建築家・安藤忠雄の大特集を実施。表紙は安藤が設計したパリの現代美術館〈ブルス・ドゥ・コメルス〉だ。世界各地のANDO建築を紹介するとともに、各世代を代表する著名人と、人生 100年時代をどう生きていくべきかを語った。


関連:【写真】兵庫県立美術館にて行われた佐藤健のフォトセッション


 誌面には俳優・佐藤健、芸人で作家の又吉直樹、女優・芦田愛菜が登場し、安藤との対談が実現した。芦田とは20代、佐藤とは30代、又吉とは40代をそれぞれどのように生きていくべきか語り合っている。


■又吉直樹


 出世作となった大阪の名作住宅〈住吉の長屋〉にて撮影を行った安藤忠雄と又吉。〈住吉の長屋〉を安藤が竣工したのは35歳、同じく35歳で『火花』を発表した又吉。ともに大阪で生まれ育ち、創作の原点ともいえる作品を同じ年齢で送り出した両氏が、30代の挑戦を40代の飛躍へと繋げ、いかに世界を切り拓いていくか語っている。貴重な〈住吉の長屋〉での撮影+「40代をどう生きるか。」を語り合った8000字の対談の計10ページで登場。


【又吉直樹コメント】
目標を持って活動する時間すべてを青春と捉えるという意味では、僕自身もそうなのかもしれません。子どもの頃からお笑いをやりたいと思い、途中で文章を書くようになり、ともにそれが続いています。今もお笑いのライブでは、目の前にお笑いが好きでたまらなかった歳の自分が見ていたら……と考えることがあります。彼がつまらないなと思うことはやりたくない。そういう意味では、今も青春時代と断絶はしていないのでしょうね。安藤さんのお話で勇気づけられたのは、たった一人にでも届けばいいという気持ちです。


■佐藤健


 安藤が人生においてとりわけ重要で「ぶっちぎりで走らねば」と語るのが30代。まさに30代に突入した俳優・佐藤健が登場し、今後の展望など「30代をどう生きるか。」について語っている。安藤が設計した兵庫県立美術館にて行われたANDO建築×佐藤健のフォトセッション+30代以降の新たな「挑戦」を語り合った8000字の対談の計10ページで掲載。


【佐藤健コメント】
僕も30代はまさに「挑戦」だと思っています。20代まではいただいた仕事を打ち返していくことの繰り返しでしたけど、これからは安藤さんのように、ゼロからものを生み出す側にも積極的に挑戦したい。実は少し前までは「ある程度の地位を確立できたら、戦場からは離脱して、隠居生活に入って、そのぶん面白そうな企画があったら、そのときはきっちり仕事をしよう」と思っていたところもあるんです。でも、ここ1、2年でビジョンが変わって、戦場を離れるのではなく移すことで、チャレンジャーとしてゼロからやっていきたいなと思うようになりました。


■芦田愛菜


 「20代はともかく本を読みなさい」と語る安藤が、本との出会いを作りたいと自ら旗振り役となり実現させた大阪〈こども本の森 中之島〉。この場所へ「本はなくてはならないもの」という芦田愛菜が訪れ、ANDO建築の魅力を体験。本に囲まれ幸せいっぱいの芦田の写真+本の魅力やこの先に迎える「20代をどう生きるか。」について語り合った8000字の対談の計10ページで掲載。


【芦田愛菜コメント】
〈こども本の森 中之島〉は、私がいつも夢見ていた、本に囲まれた空間でした。憧れていた場所がここにあったんだ! と、いつか住んでみたいくらいです(笑)。階段に座ってゆっくり本も読みたくなりますし、休憩室に入ったときは投射される映像が素敵で、思わず声が出てしまいました。音響で鳥の鳴き声が響き、空間を満たす時間はとても素敵でした。