クラレは4月2日、「将来就きたい職業」「就かせたい職業」の調査結果を発表した。調査は2020年7月~2021年1月、クラリーノ製ランドセルを購入した今春小学校に入学する子ども4,000名(男女各2,000名)とその親(4,000名)を対象に、インターネットで行われた。
男の子の将来就きたい職業は、1位「警察官」(17.2%)、2位「スポーツ選手」(13.0%)、3位「消防・レスキュー隊」(7.6%)と、調査開始以来、初めて「スポーツ選手」が2位に順位を下げる結果に。「スポーツ選手」の比率は、2007年をピークに徐々に下がり、今年は前年比5.8ポイント減の13.0%だった。一方、右肩上がりで順位を上げたのは「ユーチューバー」(3.4%)で、今回7位にランクインした。
女の子の将来就きたい職業は、23年連続で「ケーキ屋・パン屋」が断トツの1位に。その割合は26.7%と、全体の4分の1以上が憧れる人気ぶりを示した。続く2位は「芸能人・歌手・モデル」(6.4%)、3位「看護師」(6.2%)、4位「花屋」(5.6%)となり、5位には「ケーキ屋・パン屋」と同じくスイーツ系の「アイスクリーム屋」(5.6%)がランクイン。また、「警察官」は女の子でも6位に入り、男女問わず人気が高まっていることが伺えた。
次に、新小学1年生の親が将来子どもに就かせたい職業について調査を行った。その結果、男の子の親は1位「公務員」(25.3%)、2位「会社員」(10.3%)、3位「医師」(6.1%)となった。「公務員」が4分の1を占め、2位の「会社員」は過去最高の順位・比率となるなど、堅実と安定を願う気持ちが強くうかがえる結果に。また、4位には、前年から4つ順位を上げた「エンジニア」(5.4%)がランクインした。
一方、女の子の親は1位「看護師」(17.3%)、2位「公務員」(13.9%)、3位「医師」(7.2%)という結果に。医療系の職業が引き続き人気を集め、4位には「薬剤師」(6.9%)、5位には「医療関係」(6.4%)がランクイン。また、2位の「公務員」は過去最高の比率となった。(CHIGAKO)