豊橋鉄道は市内線の800形801号「パト電車」の運行終了に合わせ、「ありがとうパト電車 豊橋鉄道800形記念撮影会」を開催するとともに、「ありがとうパト電車 豊橋鉄道800形記念乗車券」を発売すると発表した。
「ありがとうパト電車 豊橋鉄道800形記念撮影会」は、4月24日の9時出発コースと12時出発コースの2回開催。いずれも市内線の駅前電停から貸切の「パト電車」に乗り、赤岩口車庫へ乗車したまま入線する。赤岩口車庫では、全3両の800形を並べての撮影会、800形の車内・運転台の写真撮影、「豊橋鉄道800形記念乗車券」など各種グッズ販売を実施。再び貸切「パト電車」に乗り、赤岩口車庫から駅前電停に戻った後、解散となる。所要時間は約2時間45分を予定している。
申込みは4月5日9時から、電話にて豊橋鉄道事業推進部が受け付ける(平日9~17時のみ)。料金は行程中の運賃・イベント代・諸税を含めて3,000円(中学生以上)。募集人数は各コース25名(最少催行人数15人)となる。
「ありがとうパト電車 豊橋鉄道800形記念乗車券」は、「パト電車」の運行終了と、14年ぶりに800形全3両がそろうことを記念して発売。市内線の大人普通乗車券(180円)4枚に、800形の紹介と竣工図が載った記念台紙、オリジナルクリアファイルが付属するセット商品で、4月10日から市内線営業所・渥美線新豊橋駅にて、1セット800円にて販売され、売り切れ次第、販売終了となる。
窓口販売では800セット限定とされ、「No.801」は4月11日開催の「とよはし市電を愛する会30周年ウォーキング赤岩口会場」、「No.802」は4月24日開催の「豊橋鉄道800形記念撮影会」9時出発コース、「No.803」は4月24日開催の「豊橋鉄道800形記念撮影会」12時出発コースにて、それぞれ希望購入制(希望者多数の場合は抽選)で発売する。
なお、記念乗車券で乗車し、乗車券の持ち帰りを希望して乗務員に申告すると、それぞれの車両のスタンプを押印して持ち帰ることができる。スタンプは車両ごとに16種類あり、2021年5月9日まで取り扱う。同日以降は無効の旨を券面に記入することになる。(木下健児)