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山下和美が代表務める明治建築の洋館保存プロジェクト、クラファン実施中

2021年04月04日 17:33  コミックナタリー

コミックナタリー

「旧尾崎邸保存プロジェクト」メインビジュアル
山下和美が代表を務める「旧尾崎邸保存プロジェクト」のクラウドファンディングが、7月28日までの期間、MotionGalleryで実施されている。

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家好きで知られ、グランドジャンプ(集英社)で「世田谷イチ古い洋館の家主になる」を連載中の山下。「旧尾崎邸保存プロジェクト」では世田谷区豪徳寺にある明治に建てられた洋館を守るため、今後の保存活動に必要な補修費の支援を呼びかけている。リターンとして用意されたのは、青木俊直、永野のりこ、笹生那実、山下の描き下ろしイラストカードセットや、山下による直筆毛筆画を自らが表装した世界で1つの掛軸とサイン本、旧尾崎邸フォトブックレット、ティータイム体験など。MotionGallery公式サイト内の該当ページでは洋館の来歴やプロジェクトへの思いが綴られており、旧尾崎邸の保存に至る経緯は「世田谷イチ古い洋館の家主になる」でもマンガで描かれている。

■ 山下和美コメント
高度成長期以降、数多くの美しい歴史的建造物が開発や持ち主が維持し切れなくなったなどの理由でその姿を消してきました。
明治21年築の水色の旧尾崎邸もその困難に直面しましたが、ギリギリのところで解体を免れることが出来ました。
これは本当に奇跡と言っていいと思います。

でも、ストーリーはそこで終わってはいません。
これからが始まりです。

この館は今現在所々劣化していますが、基礎はしっかりしています。
世田谷で一番古い、東京都でも5本の指に入る古い、美しい、かわいい洋館としてその姿をもう100年はとどめることが出来ると、私は信じています。

次の世代にこの館を美しい形で残すために、どうか皆様の力を貸してください。
宜しくお願い致します。

山下和美