こんにちは。お弁当講師の刑部菜穂子です。お弁当に限らずですが、毎日の料理で大変なのは献立を考えることではないでしょうか。冷蔵庫の食材の在庫管理をしつつのおかず作りは、時に負担に感じることも。小さなお弁当箱の献立は、あれもこれもと品数を入れる余裕もありませんが、できれば彩りよく詰めたいもの。3回目となる今日は、おかずアレンジをご紹介します。
■朝のお弁当作りはできるだけ楽をしたい!
朝は楽をしたい派な私の場合は、メインおかずを一品決めたら、後は定番すき間おかずを詰めるだけにしていました。カラフルな定番すき間おかずが入れば、お弁当も彩りよくなります。
あと考えるのはメインの一品だけなのでメニュー決めも気が楽になりますね。そのメインメニューも材料が少なく、工程も少なく、火が通りやすく、前日に下準備しておける、当日素早く作ることのできる簡単おかずがおすすめです。
■お魚おかず
1つ目はお魚おかずです。魚に味がついているので、味付けで悩む心配もなし。前日に1、2の工程を調理しておけば、当日は揚げるだけで簡単に作れます。
《魚の海苔巻き揚げ》
【材料】
魚のみりん漬け(切り身) ── 3切れ
海苔(帯状にカット) ── 適量
片栗粉 ── 大さじ1
【作り方】
1、みりん漬けを一口大に切り、幅1㎝長さ5㎝くらいの帯状に切った海苔を巻く。
2、片栗粉をまぶす。
3、180度の揚げ油(分量外)でカラッと揚げたら出来上がり。
■彩りアップのちょい足しおかず
朝楽のコツは、前日にミニソーセージを輪切りにしておくこと。たったそれだけでも洗い物が少なくなりますよ。
《コーンバター炒め》
【材料】
コーン(缶詰) ── 1缶
バター ── 大さじ1
ミニソーセージ(輪切りにする) ── 5~6本
塩こしょう ── 適量
【作り方】
1、フライパンにバターを入れて熱して溶かす。
2、汁気を切ったコーンと、輪切りにしたソーセージを入れて炒める。
3、塩こしょうで味を調えたら出来上がり。
■大人のおつまみにも! 一口おかず
ちくわにチーズを詰めるのは、忙しい朝はちょっぴり面倒に感じることも
前日に下拵えしておきましょう。お弁当だけでなく、おつまみにもおすすめの一品です
《ちくわの甘辛炒め》
【材料】
ちくわ ── 6本
プロセスチーズ ── 3個
aしょうゆ ── 大さじ1
aみりん ── 大さじ1
【作り方】
1、ちくわを4等分、チーズを8等分に切り、ちくわにチーズを詰める。
2、フライパンを熱し1を炒める。
3、軽く焼き色がついたら、aで調味して出来上がり。
■子どもが大好きなソーセージアレンジ
普通にソーセージを炒めるだけでも美味しいのですがケチャップに絡まったソーセージは我が家の子どもたちに大人気。ぜひお試しください。
《ソーセージのケチャップ炒め》
【材料】
ソーセージ ── 15本
ケチャップ ── 大さじ2
【作り方】
1、ソーセージに切り込みを入れる。
2、フライパンを熱し、1を炒める。
3、焼き色がついたらケチャップを入れて炒めて出来上がり。
■主役になるやみつきえびマヨ
前日、えびの背ワタをとっておきましょう。クルンと丸まったえびは、お弁当のアクセントに。仕上げにパセリを散らしても。
《えびのマヨチーズ焼き》
【材料】
えび ── 12尾
マヨネーズ ── 適量
粉チーズ ── 適量
塩こしょう ── 適量
【作り方】
1、えびの殻をむき、背ワタをとる。 アルミカップに入れ、塩こしょうする。
2、丸めた真ん中にマヨネーズをひとしぼりし、粉チーズをかける。
3、魚焼きグリルかオーブントースターで焼き色がつくまで焼いたら出来上がり。
※焼いた後、えびから水分が出るので、汁気を切ってからお弁当に詰めてください。
朝は自分だけでなく、子どもの身支度もあって朝ご飯の準備だけでも忙しいのに、お弁当の作りまでとなると、もう本当に大変で……。負担は少しでも減らしたいですね。朝の時間が楽になり、にっこり笑顔でお子さまを送り出せますように。
刑部菜穂子 おさかべなほこ ⽇本キャラベニスト協会お弁当学マスター認定講師、キャラ弁マスター 静岡県在住 3⼈(⻑⼥、⻑男、次男)の⼦どもの⺟。⻑⼥の幼稚園⼊園をきっかけにキャラ弁作りを始め、キャラ弁講座やレシピ本へのレシピ掲載などを⼿掛ける。ブログには、お弁当やおうちご飯をメインに投稿している。 この著者の記事一覧はこちら(刑部菜穂子)