東急ホテルズは4月1日から、横浜ベイホテル東急と渋谷エクセルホテル東急で鉄道ファンに向けたコンセプトルームの販売を開始した。東急東横線で結ばれている渋谷エリアと横浜エリアに立地する2つのホテルを「電車の世界観」という切り口で結ぶ企画で、東急電鉄の協力を得て実現した。
横浜ベイホテル東急では、トレインシミュレーター体験付き宿泊プランを発売。実際に使用されていた東急電鉄8090系のマスコンを使用した電車シミュレーターを客室内に設置し、宿泊中に自由に体験できるようにした。客室内には、みなとみらい線開通前まで東急東横線が走っていた旧桜木町駅や、当時走っていた9000系の電車の写真パネル、駅案内板などが展示される。
客室タイプはエグゼクティブツイン パークビュー(バルコニー付)で、1日1室限定。料金は1室3万8,500円~(大人2名利用時・2食付き)。5歳から小学生まで、東急東横線横浜駅の駅長体験が特典として付く(土曜日の宿泊限定)。販売期間は8月31日までとなっている。
渋谷エクセルホテル東急では、「鉄道ジオラマルーム宿泊プラン」を販売。岩倉高等学校(東京都台東区)鉄道模型部が制作した鉄道ジオラマ作品を客室に設置し、東急電鉄の鉄道模型「Nゲージ」を自由に走らせることができる。
設置するジオラマは、第11回全国高等学校鉄道模型コンテスト「一畳レイアウト部門」最優秀賞作品。客室タイプはスーペリアデラックスツインで、1日1室限定。料金は1室4万1,000円~(大人2名利用時・2食付き)。特典として、宿泊記念のオリジナル硬券をプレゼントするほか、こども向けに東急電鉄のノベルティグッズを進呈する。販売期間は8月31日までとなっている。(佐々木康弘)