2021年F1開幕戦バーレーンGPで勝利を逃したレッドブル・レーシング・ホンダは、RB16Bのさらなる改善を目指しており、第2戦エミリア・ロマーニャでいくつかのアップデートを入れる予定だ。
バーレーンGPでレッドブル・ホンダはメルセデスを凌ぐ強さを発揮、予選ではマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトンに0.388秒の大差をつけてポールポジションを獲得した。しかし決勝では逆転され、フェルスタッペンは2位に甘んじる結果となった。
イモラでの第2戦ですぐさま反撃することを目指し、レッドブルはアップデートの開発に取り組んでいる。
「イモラに向けて、そしてさらにその後のレースに向けて、いくつかの開発がすでに進行中だ。つまり二重の戦いを行っていることになる」とレッドブル・レーシングのチーフエンジニア、ポール・モナハンは語った。
「このマシンを走らせた時に何の支障も起きないようにする必要がある。イモラまでに可能な限り最大のパフォーマンスをマシンに与えるつもりだ」
「自分たちの運命は自分たちで制御できる。一方で、メルセデス、マクラーレン、フェラーリなど、他チームが行うことに関しては何もすることができない。従って、自分たちの仕事に集中していく必要がある」
メルセデスとの厳しい戦いになるとみられる今シーズン、マシン開発を継続していくことが重要だとモナハンは言う。
「このマシンにおいて改善可能な領域をいくつか特定したので、そこに集中する」
「ライバルたちのやることに関して何かできるわけではないので、自分たちのマシンを開発し、強力なものにしていかなければならない」
「イモラで一勝を挙げて『これでワールドチャンピオンだ』と言うようなことを目指しているのではない。そんなことは起こらない」
「長いシーズンにおいて長い戦いをしていくことになる。(バーレーンで)勝ち負けが決まったわけではない」
「(バーレーンで勝利を逃したことで)ガレージ内には失望感があふれた。誰もが同じ気持ちだった。だが我々には、速いマシン、素晴らしいドライバーたち、優れたチームがある。最後まで挑戦していくことになると、全員が承知している」