トップへ

デミ・ロヴァートが“パンセクシュアル”宣言 「妊娠する自分の姿が想像できない」

2021年04月02日 14:51  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「もし子供を持つなら養子縁組がいい」とデミ(画像は『Demi Lovato 2021年3月29日付Instagram「@austinhargrave」』のスクリーンショット)
YouTubeドキュメンタリー『Demi Lovato: Dancing with the Devil』が好評を博しているシンガーのデミ・ロヴァートが、このほど出演したポッドキャストのなかで自身のセクシュアリティについて言及した。ゆくゆくは「養子縁組で子供を迎えたい」と明かしたデミは、「なんでも好き」な“パンセクシュアル”だという。

人気シンガーのデミ・ロヴァートは2018年、薬物の過剰摂取で病院に救急搬送され、一命を取り留めた。そんな自身のダークな過去と向き合い、再び心身の健康の大切さに気づくまでの軌跡を描いたドキュメンタリー『Demi Lovato: Dancing with the Devil』は、現在YouTubeにて好評配信中だ。米時間3月27日には米人気司会者ジョー・ローガン氏のポッドキャスト『The Joe Rogan Experience』に出演し、自身の恋愛観やセクシュアリティ、将来のビジョンなどについてざっくばらんに語った。

「今頃は既婚者になって妊娠してる頃かも…なんて真剣に想像してたのにね。現実は違うわ。」

今からちょうど1年ほど前、俳優マックス・エーリックとの交際についてそのように言及したデミ。マックスとは交際開始から数か月でスピード婚約するも、そのわずか2か月後にあっけなく破局した。「人生は計画通りにはいかないもの」と肝に命じているというデミは、

「自分が一緒になる相手が、果たして男性であるかどうかもわからないわ。だから妊娠する自分の姿ってものが、本当に想像できないの。」

と明かした。さらに、

「もし子供を持つなら、他のどんな方法よりも養子縁組がいいと思ってるの。」
「今ここでこうして『そう、私は子供がほしいわ』って言ってるけど、来週には心変わりしてるかもしれない。でも今の時点では、養子縁組で子供がほしいって心から思っているのよ。」

と将来のビジョンについて語った。

今回のインタビューでは、かつて自身のセクシュアリティを“バイセクシュアル”と定義していたデミが、“パンセクシュアル”だと発言したことでも注目を集めている。“パンセクシュアル”とは相手の生物学的な性別やこころの性(自分が認識している性別)、性的指向などに関係なく人を好きになるセクシュアリティのことで、日本語では“全性愛”と訳されることが多い。“両性愛”と呼ばれる“バイセクシュアル”は「男性」「女性」と恋愛対象を意識している点で“パンセクシュアル”と異なり、デミは自身のそんな性的指向について

「そう、パンセクシュアルよ。私はなんでも好きなの。」

とざっくばらんに明かしている。

過去に3度の脳卒中と心臓発作に見舞われ、医師から「もってあと5~10分」と告げられた過去を持つデミ。「猫に九生あり」のごとく、強い生命力で奇跡的な回復を遂げた自身を

「私は何度も生まれ変わってきたわ。まるで猫みたいでしょ?」

と表現していたが、「これは私の9つ目の命」だという現在の人生には「今までで一番喜びを感じている」「やっと自由を味わうことができた」と少し前のインタビューでも晴れ晴れとした表情で話していた。

米時間2日には、2018年から3年かけて完成させたという力作アルバム『Dancing With the Devil … The Art of Starting Over』がリリースされるデミ・ロヴァート。キャリア集大成とも言えるアルバムでは、自身の“再生”をテーマに力強い歌声を披露している。

画像は『Demi Lovato 2021年3月29日付Instagram「@austinhargrave」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)