HERO・萩原ダイスケ原作によるTVアニメ「ホリミヤ」のステージイベントが、オンラインで開催された「AnimeJapan 2021」内で去る3月28日に行われた。
【大きな画像をもっと見る】イベントには堀京子役の戸松遥、宮村伊澄役の内山昂輝、石川透役の山下誠一郎、吉川由紀役の小坂井祐莉絵、仙石翔役の岡本信彦、綾崎レミ役のM・A・O、河野桜役の近藤玲奈、MCとしてハライチの岩井勇気が登壇。アニメは4月3日に最終回を迎えるが、内山は放送されたばかりの第12話で宮村と堀が結婚の約束を交わしたことに触れ「け、結婚!?って。アフレコやってるとき、これで最終回なのかなって思いました(笑)」と話す。
最新12話の話題の後は、これまでの「ホリミヤ」を1話ずつ振り返っていくことに。第4話で宮村がさりげなく堀に告白するシーンについて、内山は「やっぱり告白だからドキドキしてる感じを出そうかなと思ったんですけど、監督から日常会話に紛れ込ませてくれ。シームレスにしてほしいというディレクションがあってこうなったんです」と明かす。また石川がコーラをこぼして桜にかけてしまい、その後自分のジャージを桜に貸したことでもキャスト陣は大盛り上がり。内山は「石川くんはいいやつすぎるよね! いいやつすぎるがゆえに、後半でちょっと『おいおい、石川そういうとこだぞ』っていう面が出てくる。みんな好きになっちゃうじゃん、あんなの!」と視聴者の声を代弁。それに対し、石川を演じる山下は「そうなんですよ。ズルい男だなと思いつつ、本人は無自覚なんです」と弁解した。
また第7話で石川が由紀の作った黒焦げクッキーをまずいと言いながら全部食べるところでも、内山から「無自覚ってほんとか?」とツッコミが。さらに第10話で桜と比較して自己嫌悪する由紀を石川が素敵な言葉で励ましたことについても、近藤から「無自覚って一番の罪ですよね」と断罪される。そんな石川と由紀のやりとりの裏で、告白する前に石川にフラれたと泣いていた桜。山下は「ちょっと早めに現場に着いたら、桜が泣いてるシーンを収録してる音がロビーで流れてたんです。すごい罪悪感がありましたね……」と申し訳なさそうに肩をすくめた。
アニメの振り返りを終えて、次は3月25日に誕生日を迎えた堀を祝う企画「堀さんバースデープレゼント選手権」を展開。キャスト陣は自分が高校生なら堀にあげたい誕生日プレゼントをフリップに書き、30秒でプレゼンする。近藤はホットサンドメーカーを選び、「やっぱ堀さんといったら料理をするイメージなので。高校生でも買える値段ですし、焼き目がかわいくなるものにしたら弟の創太も一緒に楽しめるんじゃないかなと思って」と回答。M・A・Oはお風呂グッズを選び、「シリコンのスカルプブラシなどお手頃かなと思いました。堀さんは悩んだり、頭を抱えるシーンがたびたびあるのでリラックスしていただきたいです!」と労る。
岡本と内山は、堀がホラー映画好きであることから「ホラー映画のBlu-ray」と同じ回答。岡本は「お仕事であれば声優界イチ映画好きのうっちー(内山)も付いてきます!」とアピールする。小坂井は意外と寂しがり屋で素直になれない堀にぴったりだという「声が録音できるぬいぐるみ」。山下はなんにでも使える「○○券」と答える。結果、戸松は映画に詳しい内山のほうの「ホラー映画のBlu-ray」を選んだ。
終盤、内山は「原作とお話の内容は一緒だとしても、スタッフの方々の工夫でアニメならではのよさがあるなと思います。最新話の放送で『あれ、終わりかな?』と思った方もいると思いますが、まだちょっと続きますので最終話楽しみにしていてください」とコメント。戸松は「『ホリミヤ』はこんな青春過ごしたかった!っていう私の憧れが詰まっています。恋愛も友情も、いろいろなところでそれぞれの人物が物語を進めていて、ずっと見ていたいと思わせてくれるような素敵な作品です。来週でアニメが終わってしまうのは寂しいですが、原作ともどもこれからも『ホリミヤ』を愛していただけたらうれしいです」と呼びかける。
最後はキャスト全員で、「ホリミヤみてね」という言葉であいうえお作文をして締めることに。近藤は「ホッカホカ」、M・A・Oは「理想の青春」、岡本は「ミュージックレイン所属の戸松さんが」、小坂井は「やっぱりこれでしょ!」、山下は「みーんなで!」、内山は「テレビから適切な距離を取って」とつなげる。最後の戸松は「ねー! ホリミヤ最高だよね!」と自信満々に回答したものの、「『ねー!』で始まったらなんでもアリじゃん!」と全員に突っ込まれていた。
(c)HERO・萩原ダイスケ/SQUARE ENIX・「ホリミヤ」製作委員会