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先輩ママに聞いた「小学生の生活のリアル」 第5回 子どもが1年生の時に大変だったことは?「登下校で迷った」「友達ができない」

2021年03月31日 18:32  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
親の目が比較的行き届きやすい幼稚園や保育園とは違い、小学校では子どもたち自身でしなければならないことが格段に増える。高学年になれば多くのことを自発的に、独力でやれるようになるだろうが、1年生の段階では様々な場面で親のフォローが必要だ。

今回は、小学生の子どもを持つマイナビニュース女性会員137人に「1年生の時に最も大変だったこと」を聞いてみた。

Q.お子さんが1年生の時に最も大変だったことを教えてください(自由回答)

○■「朝の準備や登下校のサポートなど」

・「朝早く起こして、ご飯を食べさせること」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「朝、遅刻しないように支度させるための声かけが大変でした」(50歳/その他/その他・専業主婦等)
・「教科書やノートがたくさん入った重いランドセルを、小さい体で背負っての登校が大変そうでした」(49歳/その他/その他・専業主婦等)
・「いきなり1人で通学しないといけないので不安だった」(42歳/その他/その他・専業主婦等)
・「1人目だったこともあり登校班で朝は行き、帰りも近くの子と帰宅だったものの、歩いてくるのが心配(距離も長いため)」(37歳/その他/その他・専業主婦等)
・「新しい生活のリズムを確立させることが少し大変でした。毎日の習慣になるまでは、いろいろ苦労しました」(47歳/食品/営業関連)
・「朝が幼稚園時代より1時間早くなったので、6時台に起こして準備を整え、集団登校の場所に時間通りに送り出すために、のんびりな我が子を急かすのが大変だった」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「登下校に迷ってしまい、探し回ったことです」(51歳/その他/その他・専業主婦等)

○■「学校生活や友だち関係」

・「なかなか友だちが出来なくて可哀想だった」(31歳/その他/その他・専業主婦等)
・「いじめられて学校で泣いた時。もう全然大丈夫ですが」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「お友だちとトラブルを起こすことがあった」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「人見知りで、なかなかクラスに馴染めなかったこと」(41歳/サービス/事務・企画・経営関連)
・「引っ越したので、幼稚園の人間関係などが出来上がっているところに入っていくこと」(56歳/サービス/その他・専業主婦等)
・「口数が少ないというか、表現力の乏しい? 子どもだったので、学校でどんなことがあったのか、友だちとうまくやっているのかなど話してもらい、理解することが難しかった」(49歳/文具・事務機器関連/事務・企画・経営関連)
・「友だちと喧嘩して、不登校気味になったことがありました」(38歳/教育/専門サービス関連)

○■「勉強や宿題のフォロー」

・「宿題や勉強を見ること」(43歳/ガラス・化学・石油/技能工・運輸・設備関連)
・「宿題がなかなか終わらなかった時」(37歳/専門店/その他技術職)
・「宿題のサポート、翌日の準備など」(43歳/その他/その他・専業主婦等)
・「宿題や持ち物の確認を毎日すること」(39歳/ガラス・化学・石油/その他技術職)
・「字がうまく書けないこと。宿題をやるのに時間がかかること」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「勉強をさせる習慣をつけることが大変でした」(45歳/その他/その他・専業主婦等)

○■「持ち物の準備や忘れ物チェックなど」

・「毎日一緒に準備が疲れた」(45歳/通信関連/事務・企画・経営関連)
・「忘れものが多かった」(37歳/食品/事務・企画・経営関連)
「翌日の支度。教科とは別に毎日持っていくものもあり、持ち物を揃えるのが大変だった」(38歳/その他/その他・専業主婦等)
・「教科書を失くして、家中探し回ってやっと見つけたこと」(76歳/その他/その他・専業主婦等)

○■「自身の仕事との両立」

・「私が仕事に行きだしたので、家事と仕事の両立が大変だった。毎日バタバタでした」(45歳/その他/その他・専業主婦等)
・「仕事をしているので学童に行っていたが、学童が保護者運営のかたちだったので、指導員のお給料計算までしなければならず、夜中までかかってやったのが大変だった。後は、突然明日必要なものを言われて準備できなかった」(58歳/官公庁/事務・企画・経営関連)

○■「その他」

・「体が平均より小さく、体力的に苦労していた」(53歳/不動産/事務・企画・経営関連)
・「子どもの体調が悪い日が多かったので、精神的に疲れた」(47歳/その他/その他・専業主婦等)
・「下の子を連れての授業参観」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「一緒に登校していた子の、ママとの付き合い」(45歳/その他/その他・専業主婦等)
・「自分が既に知っていることを学習する授業で、先生の話を聞いていなかったので注意されることが何度かあった」(50歳/その他/専門サービス関連)
・「コロナで自宅にいる時間が長く、することがないとついYouTubeを見せてしまっていた。やめさせるのが難しかった」(48歳/その他/その他・専業主婦等)

○■総評

小学生の子どものいるマイナビニュース会員に、子どもが1年生の時に最も大変だったことを、自由回答にて教えてもらった。

まず目立った回答として、「朝の準備や登下校のサポート」などに苦労したという意見があった。小学生になると、それまでのように幼稚園・保育園まで親が送り迎えをするというわけにはいかず、集団登校にせよ一人での登校にせよ、自分で時間通りに所定の場所に行かなければいけない。

そのために決まった時間に起床させ、朝食を食べさせ、遅刻しないように家を送り出す。高学年になれば自発的にできることも、1年生ではまだまだ親掛かりというのが現実だ。コメントでも、「朝早く起こして、ご飯を食べさせること」が大変だった人は多い。

「学校生活や友だち関係」で悩んだという声もあった。早く学校生活に慣れてほしい、友だちを作ってほしいというのは、どんな親でも共通に願うことだろう。今回も多くの人が、なかなかクラスに馴染めなかったりクラスメイトとトラブルがあったりなど、ヤキモキした経験を語ってくれている。

「勉強や宿題のフォロー」が大変だったというコメントも多い。幼稚園・保育園とは異なり、学校は第一に勉強をしに行く場所であり、子どもたちにとって最も重要なテーマだ。親としても勉強で遅れをとることのないよう、きちんとフォローしている様子がうかがえる。それだけに、「勉強をする習慣をつける」ことが大変さを語る声にも説得力がある。

「持ち物の準備や忘れ物チェック」などにも、大きな労力を費やしているようだ。これも幼稚園・保育園とは比較にならない分量の持ち物が毎日のようにあり、準備を子ども任せにしていては「忘れ物が続出」という事態にもなりかねない。やはり低学年のうちは、親子での翌日の準備はマストとなっているのかもしれない。

また、「自身の仕事との両立」との両立が大変だったという意見もあった。仕事が多忙だと、ここまで述べてきた子どもに対するさまざまなフォローも、より大変さを増すことだろう。仕事以外でも「PTA の役員の仕事量の多さが大変だった」というコメントもあり、子育てママの忙しい毎日がしのばれる。

親の目が比較的届きやすい幼稚園や保育園とは違い、小学1年生になると行動範囲もぐっと広がり、格段と活動的な生活を送ることになる。一人でしなければいけないことも増えるが、現実はまだまだ親のフォローが必要なことも多い。今回のアンケートも、そんな先輩ママたちのこれまでの奮闘ぶりがうかがえるものとなった。

調査時期: 2021年3月11日~2021年3月16日
調査対象: 小学生の子どもがいるマイナビニュース女性会員
調査数: 137人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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