世界的大ヒット作『進撃の巨人』が『別冊少年マガジン5月号』(4月9日発売、講談社)でフィナーレを迎えようとしている今、メルセデス・ベンツが同作とコラボイベントを展開中との情報をキャッチした。今回、危険と隣り合わせ(?)の調査で判明したイベントの全貌をレポートする。
○進撃のメルセデス、爆誕!?
メルセデス・ベンツがブランド情報発信拠点として展開している店舗「メルセデス ミー」のうち、『進撃の巨人』とコラボしているのは東京(六本木)、大阪、品川の3カ所。期間は4月25日までを予定している。開催期間中は『進撃の巨人』にちなんだコラボ限定メニューを販売するほか、オリジナルラッピングカーを展示しているとのこと。原作ファンはもちろん、モーターファンにとっても興味深いイベントだ。
幸いなことにマイナビニュースでは、開催初日の3月27日に調査(取材)する機会を得ることができた。「その全貌を確認することは、誰かがやらなくちゃいけないんだよ」と自分にいい聞かせながら、調査当日を迎えた。
「メルセデス ミー東京」に到着すると、外観ガラス面は原作シーンで飾られ、雰囲気が一変していた。ブランドイメージと異なるその姿だけでも、ある意味で一見の価値ありといえるだろう。
早くも面食らった感じだが、オリジナルラッピングカーを確認するべくストア内に足を踏み入れる。お目当てのクルマはストア1階で難なく発見できた。
オリジナルラッピングが施されたのは、メルセデス・ベンツの人気コンパクトSUVである「GLA」。2020年のフルモデルチェンジでメルセデス・ベンツは、持てる技術の粋をつぎ込み、都市生活向きのスタイリッシュなデザインでありながらSUVらしいオールラウンダーな活躍も期待できるモデルへと生まれ変わらせた。
オリジナルラッピングカーは各ストアに1台ずつの計3台を用意。製作に際してメルセデス・ベンツでは、ツイッターでファン投票を実施し、支持の高かったシーンをデザインに盛り込んだという。
○コラボ限定オリジナルメニューを1皿残らず食い尽くせ!
じっくりとオリジナルラッピングカーを堪能したところで、続いては「メルセデス ミー 東京」併設のカフェとレストランで供されるコラボ限定メニューをチェックしていきたい。
「DOWNSTAIRS COFFEE」では、ストヘス区の壁の中から謎の巨人が現れ、壁の中の秘密があらわになったシーン(8巻)を再現した「巨人の壁面ケーキ」(1,200円)が登場。壁面に見立てた濃厚なチョコレート部に巨人の顔を描き、皿上では崩れた壁の破片を表現した1品だ。
オリジナルドリンクは調査兵団、駐屯兵団、憲兵団をモチーフにする全3種。中でも、リヴァイのラテアートが描かれる「調査兵団 リヴァイのショコラティーラテ」はファンなら注文しないわけにはいかないだろう。
オリジナルドリンクをオーダーすると各兵団のシンボルマーク入りドリンクカップタグ、ドリンクもしくはケーキの注文で3種類のオリジナルコースターがランダムで1つ付いてくる。いずれもなくなり次第配布終了となるので、早期の来店がオススメだ。
2階の「UPSTAIRS」では、5種のオリジナルフードメニューと1種のオリジナルドリンクをラインアップ。オリジナルフードを組み込んで『進撃の巨人』をコンセプトにしたコースメニュー(パスタorピザ/3,800円、パスタ&ピザ/4,800円、ドリンク別途)も数量限定で用意する。
ここで、小腹も空いてきたので実際に試食してみることに。今回は、オリジナルメニューの中でも『進撃の巨人』っぽさを感じた「サシャが愛したベーコンと芋のスープ」(850円)をオーダーしてみた。
運ばれてきた「サシャが愛したベーコンと芋のスープ」をさっそく一口含んでみる。コンソメの味は濃いめのようだ。続いて、まるまる1個使われたふかし芋と一緒に頬張ってみたが、いい感じに味が中和され、丁度いい塩梅になった。「サシャたちが飲んでいたのもこんな味だったのだろうか」と感慨に浸りながらも、あっとゆう間の完食となった。
『進撃の巨人』の世界観を大いに楽しめるコラボイベントであることが判明した今回の調査。最後に、耳寄りな情報をもうひとつお伝えしたい。
会場ではプレゼント企画を実施中だ。メルセデス ミーの公式ツイッターをフォローしたうえで、オリジナルラッピングカーを撮影してハッシュタグとともに写真を投稿すると、抽選で5名に1/18スケールのオリジナルラッピングモデルのミニカーが当たる。参加は無料で、「心臓を捧げる」といった条件もないので、来場した際は気軽にチャレンジしてみてほしい。
(C)諫山創/講談社
安藤康之 あんどうやすゆき フリーライター/フォトグラファー。編集プロダクション、出版社勤務を経て2018年よりフリーでの活動を開始。クルマやバイク、競馬やグルメなどジャンルを問わず活動中。twitter:@andYSYK。 この著者の記事一覧はこちら(安藤康之)