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【あおり運転】執拗に追いかけてくるセダンの男「俺が誰か知っているのか!やんのか!」

2021年03月29日 18:00  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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たびたびニュースで取り上げられる「あおり運転」。2017年に起きた東名高速夫婦死亡事故や、2019年に起きた常磐道あおり運転殴打事件など、たびたび社会問題となっている。2020年6月から厳格な取締の対象となったが、今もなお発生している。

大阪府の40代男性は、高知県内の二車線の道路を走行中に恐ろしい体験をした。男性は二車線の左側にいたが、前を走っているセダンはスピードを早めたり落としたり不規則な動きをしていた。(文:コティマム)

二車線を右に左に逃げても「おかしな勢いで猛追してくる」

男性はセダンの運転手が「寝かけているのかな?」と思い、起こそうとクラクションを軽く2回鳴らしたのだが、これが面倒なことになった。

「相手の癇に障ったようで、高速度からいきなり急ブレーキをかけるといった危険運転を複数回されました。ムカッとしたものの『君子危うきに近寄らず』と思い、右に車線変更。するとその車も前について再びガクンッと停止するかのような急制動を繰り返します」

男性は再び左車線に入り、危険運転をする車を抜かし、再び右車線に入った。しかし、「おかしな勢いで猛追してきました」と綴る。男性は逃げるように車の間を縫って二車線を移動しながら、交差点の右折レーンに入った。

左車線にいたセダンは右折できずに去っていったのが、これで終わりではなかった。

「向こうの方で急旋回の音。どうやら追ってくるようです。小路に逃げ込んだのですが、やはり諦めずに追ってきました。お互い車を降りると、相手はチンピラっぽい40くらいの男でした」

男性が「なんのつもりですか」と聞くと、相手は「俺が誰か知っているのか! やんのか!」と怒り出した。

「でも『警察に電話しますね』と携帯端末を出すと急に勢いはなくなり、去っていきました」

相手に憤りを感じるのももっともだが、なにより暴力なども振われず不幸中の幸いだ。男性は「当時は若くガタイも良かったため対抗できましたが、女性や高齢者なら何をされていたか……。いい年して他者を威嚇するのは恥ずかしいことです」と綴る。

「私の胸ぐらを掴み、運転席から引きずりだそうとしてきた」

茨城県の40代男性は30年近く前に怖い体験をしている。片側二車線の右側で走っていたら、後ろから黒のワンボックスカーが急接近してきた。

「車内ミラーを見ると、ほとんど車間は空いていません。次の瞬間、そのワンボックスカーは左側から追い抜き、前に強引に割り込んで急停車。運転席から中年の男が降りてきて、私の運転席側のドアを開けようとしてきた」

男性は運悪く鍵をかけ忘れており、運転席側のドアは開いてしまった。

「中年の男は『この野郎! テメー!』と怒鳴ってきて、私の胸ぐらを掴み、運転席から引きずり出そうとしました。シートベルトに守られたので引きずり出されることはありませんが、シャツはビリビリになりました」

訳もわからぬままイチャモンをつけられた男性は「ヤバい、本当に殺される!」とすかさずバックギアを入れて逃げようとした。しかし、少し下がると、白のワンボックスカーのフロント部分にぶつけてしまった。

「黒いワンボックスカーの中年の男は、そのまま車に乗り込み逃走。結果、事故になってしまいましたので警察を呼びました。状況や黒いワンボックスカーのナンバープレートを伝えたのですが、『該当するナンバープレートが無い』と」

捜査してもらったが捕まらなかった。警察からは「後ろの白いワンボックスカーと黒いワンボックスカーはグル(仲間)の可能性があると」言われたという。

この恐怖体験から、男性は前後が撮影出来るドライブレコーダーを購入した。その後も二度ほどあおり運転の被害にあったが、「ドライブレコーダーは警察に通報した際に役に立ちました」と語っている。

世の中にはこちらでは理解できない行動を起こす人が一定数いる。万が一に備えてのドライブレコーダーを設置しておいても損はないだろう。あおり運転にあったら、車から降りずすぐに警察に連絡するなど、被害を最小限に留められるよう意識しておこう。

※キャリコネニュースでは引き続き「あおり運転に遭ったことはありますか?」のほか「会社や人事にバレたらヤバいこと」や「夫・妻に対する不満」などのアンケートを募集しています。