クロス・マーケティングは3月26日、「引っ越しに関する調査」の結果を発表した。調査は3月12日~15日、2020年1月~2021年3月調査時点で引っ越しをした、もしくは引っ越しを予定している全国の20~69歳の男女1,000名を対象にインターネットで行われた。
はじめに、コロナの影響について聞いたところ、49%が「コロナ禍の影響があった」と回答。実際に引っ越ししたきっかけとしては「今よりも良い物件を見つけたから」(19%)が最も多く、一方、コロナ流行前(2019年)の調査でTOP3にあがっていた「結婚」(昨年28%、今回12%)、「入学・進学」(同25%、7%)、「就職」(同21%、今回7%)が10pt以上減少。これまでは主流であったライフイベントに伴う引っ越しが、コロナ禍で抑制されたことが推察される結果となった。
続いて、コロナ禍でどのように物件を探したのか教えてもらったところ、「不動産会社の店舗に行く」と回答した人は45%と、コロナ流行前の調査と比べて大きく減少。一方「物件検索のWebサイトを見る」(49%)が最多に。さらに実地内見件数では、「1件も内見せずに部屋を決めた」が23%と最も多い結果となった。
物件に求める条件は、1位「予算内の家賃」(77%)、2位「部屋の広さ」(64%)、3位「間取り」(52%)という結果に。コロナ流行前の調査では3位だった「最寄駅からの徒歩分」は今回4位となり、リモートワークやオンライン授業などで家にいる時間が増えたため、在宅時の快適さをより重視する声が多くなったことがうかがえた。(CHIGAKO)