2021年F1バーレーンGP決勝で、レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは5位を獲得した。
11番グリッドスタートのペレスは、ミディアムタイヤでグリッドについたが、フォーメイションラップ中にマシンの電源がシャットダウンし、ピットレーンスタートとなった。2周目にミディアムに交換、19周目にハード、38周目にミディアムを履き、56周のレースを走り切った。
ペレスは最後尾からオーバーテイクを繰り返し、最後のピットストップを終えた段階で8番手。最終スティントにさらに順位を上げ、52周目の段階で5番手に浮上、その位置を守ってフィニッシュした。ピットレーンからスタートして5位を獲得した走りがファンの心をつかみ、投票による『ドライバー・オブ・ザ・デー』に選ばれた。
■レッドブル・レーシング・ホンダ
セルジオ・ペレス 決勝=5位
今日はもう少しでレースができなくなりそうだったことを考えると、この結果には満足だ。ペースがとてもよかったし、ポテンシャルを感じたので、ポジティブな要素を持ち帰ることができる。
フォーメイションラップで突然マシンがシャットダウンした。マシンから降りようとしたが思い直してとどまっていたら、どういうわけかマシンがまた動くようになった。まさに奇跡だったよ。
結局ピットレーンからスタートしなければならず、理想とはほど遠い状況だったが、なんとか挽回することができた。レースを完走できて、走行距離を重ねるという僕にとって大事な経験ができたので、ただただうれしい。周回を重ねることはとても重要だったからね。
マックス(・フェルスタッペン)が優勝できなかったことは残念だ。でも絶対にいずれ勝てる時がやってくると信じている。
データをたっぷり集めることができたから、分析して理解を深め、イモラでの次のレースまでにさらに強くなりたい。