左から沢城みゆき、関智一、緑川光。 梅村真也・フクイタクミ・アジチカ原作によるアニメ「終末のワルキューレ」のステージイベントが、オンライン開催された「AnimeJapan 2021」内で去る3月28日に行われ、ブリュンヒルデ役の沢城みゆき、呂布奉先役の関智一、トール役の緑川光が出演した。
【大きな画像をもっと見る】 この日のイベントはYouTubeにて全世界に配信。さらに、自動翻訳字幕システムによって海外のファンも楽しめるような仕組みとなっていたことから、関は“天才スーパースター声優”と全世界のファンにアピール。続く緑川も、“グリーンリバーライト”と“緑川光”をセルフで翻訳し、笑わせていた。
イベントではキーワードに沿って作品の魅力を3人が伝えていく。最初の話題は「ストーリー」について。神々と歴史上の武人・傑人による勝負を描くバトル作品ということで、沢城、関は熱い物語で、とにかくワクワクすることを強調。神話好きだという緑川は、自身の演じるトールを含め北欧神話の要素がちりばめられていることがうれしいと語った。
2つ目のキーワードは「バトル」。沢城の演じるブリュンヒルデはタイマンバトルには参加しないが、豪華なキャスト陣に注目し、“声のバトル”に負けたくないと明かした。関も尊敬してやまないという山路和弘が佐々木小次郎役で出演することに触れ、人間サイドに1勝をもたらしてくれるだろうと予想。さらに声優としては“神”だと絶大の信頼を寄せていた。
3つ目のキーワード「キャラクター」では、緑川が演技について熱弁。タイマンを張る呂布奉先演じる関が熱くまくし立てるタイプなのに対して、緑川演じるトールは寡黙なキャラクターであることを説明し、少ないセリフの中で関の演技とどう戦うか集中した収録だったことを振り返った。沢城も緑川の演技を絶賛。セリフの細かい強弱で、クールなトールの感情を表現する技術に感心していた。続くキーワード「アフレコ裏話」でも緑川は関との収録に言及。昔から関が熱血なキャラクター、緑川がクールなキャラクターで共演することが多かったことに触れ、令和となった今も立ち位置が変わらずに共演できていることを喜んでいた。
イベント終盤にはバラエティコーナーも実施。作品に絡め、3人が人類の運命を任せたい人類代表を選ぶことに。沢城は韓国ドラマ「愛の不時着」に登場するジョンヒョクの名前を挙げ、彼しか考えられないと猛プッシュした。いい答えだと、自信ありげな関が挙げたのは野沢雅子。演じたキャラが具現化するのでは、と新たな設定まで披露し、長きにわたって最前線で活躍する大先輩の偉大さを熱弁した。ガチで考えたという緑川は藤岡弘、の名前を挙げる。偶然にも最近一緒に仕事をしていたという関は、そのオーラが凄かったと話し、神にも余裕で勝てると太鼓判を押した。
最後の挨拶では沢城が、原作のセリフを引用しファンの応援の声が力になることを強調。原作でもまだ戦いの途中であることに触れ、難しいかも知れないが最後の戦いまでアニメでやりきりたいと希望を語り、ファンへ引き続きの応援を呼びかけた。なおイベントの様子は、YouTubeのWarner Bros. Japan Animeチャンネルでも期間限定で配信中だ。
■ アニメ「終末のワルキューレ」
2021年6月よりNetflixにて全世界独占配信
□ スタッフ
原作:「終末のワルキューレ」作画・アジチカ、原作・梅村真也、構成・フクイタクミ(「月刊コミックゼノン」連載 / コアミックス)
監督:大久保政雄
シリーズ構成:筆安一幸
キャラクターデザイン:佐藤正樹
サブキャラクターデザイン:赤堀重雄・川島尚
色彩設計:内林裕美
美術監督:山口忍
3D監督:竹山諒一
撮影監督:増元由紀大
編集:丹彩子
音楽:高梨康治
音響監督:えびなやすのり
アニメーション制作:グラフィニカ
□ キャスト
ブリュンヒルデ:沢城みゆき
ゲル:黒沢ともよ
呂布奉先:関智一
アダム:斉藤壮馬
佐々木小次郎:山路和弘
トール:緑川光
ゼウス:高木渉
ポセイドン:櫻井孝宏
ヘルメス:諏訪部順一
ヘイムダル:野津山幸宏
オーディン:速水奨
シヴァ:鈴木達央
アフロディテ:田中理恵
ロキ:松岡禎丞
アレス:田所陽向
フギン:中野泰佑
ムニン:山口智広
(c)アジチカ・梅村真也・フクイタクミ/コアミックス, 終末のワルキューレ製作委員会