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"貯蓄優先"な世帯年収850万円の女性「美容院は3ヶ月に1回。夫の歯医者は月2回から1回に減らした」

2021年03月29日 07:11  キャリコネニュース

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限られた収入の中で、支出のトータルバランスを考えながら生活をしている人は多い。将来設計を踏まえた貯蓄も欠かせないだろう。そうすると、ある程度の収入を得ていても、贅沢三昧とはいかないはずだ。世帯年収800~1000万円のキャリコネニュース読者からは、

「マイホームを建築中なので、これからの生活を考えると心配です。そのため2人目の子どもは、断念しようかと考えています。ちなみに世帯年収800万円ですが、月収は高くないため、ボーナスを切り崩しての生活です」(40代既婚女性/神奈川県/不動産・建設系)

という声が寄せられている。神奈川県の40代既婚女性も、世帯年収800~1000万円で生活している一人だ。(文:鹿賀大資)

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「夫婦共に月々の小遣いは1万円で我慢しています」

女性はメーカーに勤務しており、世帯年収850万円。2人の子どもがおり、銀行預金による貯蓄を優先する生活をしている。そうした事情から「夫婦共に月々の小遣いは1万円で我慢しています」と続ける。

「保険の加入も最低限のグレードで我慢。月々の外食費は5000円が精一杯です。主人は歯科医院に通っていますが、その回数も月2回から1回に減らしました。私の美容院の利用頻度も、2か月に1回から3か月に1回にしました」

また、実家から野菜類の仕送りがあるそうで、女性は「本当に助かっています」と打ち明けている。

「世帯年収1000万円とはいえ、家賃・食費・教育費で手一杯」

兵庫県の40代既婚女性(不動産・建設系)は、パートで家計をサポートしており、中学生と小学生の子どもいる。夫が転勤族で、持ち家とは無縁の生活だったが「やっと地元に帰ってこられた」と喜ぶ。

「世帯年収1000万円とはいえ、家賃・食費・教育費で手一杯。外食や旅行を楽しむ余地もほとんどない。子どもには奨学金を背負わせたくないので貯蓄も必要。車は国産のミニバンで、買い換えなどとんでもない。本当はマンションを買いたいけれど、こんな状況なので今は厳しい」

さらに女性は「税金が高いだけでなく、児童手当も減額され、本当にむなしくなる」とも綴っている。

「衣食住に困ってはいませんが」と切り出す福井県の30代女性は、夫婦共働きで世帯年収850万円。家族4人で持ち家に住んでいる。「住宅維持費やローンのほか、子ども2人の進学費用なども考えると、今後の経済的な不安は尽きません」と胸中を明かす。また、

「今は扶養内パートをしていますが、本当はもっとバリバリと働いて、キャリアを積みたいです。でも税金面、育児や家事の負担を考えると踏み切れないのが現実です」

ともどかしさを滲ませた。

※キャリコネニュースでは引き続き「あなたの世帯年収への不満を教えてください」や自分の性別がマイナスになっていると感じたことなどのアンケートを募集しています。

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