3月28日、ドルナスポーツは、2021年シーズンのロードレース世界選手権MotoGPで使用するオフィシャルカーを第1戦カタールGPの地であるロサイル・インターナショナル・サーキットでお披露目した。
BMWの研究開発部門であるBMW・M社は、1999年からチャンピオンシップのオフィシャルスポンサーとして、オフィシャルカーを供給している。2021年はセーフティカーとして『M3』、『M4』、『M5 CS』の3台、セーフティバイクは『M1000RR』の1台が新たに導入される。
四輪レースとは異なり、レース中にセーフティカー先導で走行することはないが、セッション中にトラック上に問題があり赤旗が掲示された際やセッション前などに、コースを走り路面を確認する役割があるため、セーフティカーやセーフティバイク、そしてメディカルカーが必要となる。
赤旗でレースが中断された際には、元ライダーで現レースディレクションのロリス・カピロッシがセーフティカーをドライブする姿が見られるほか、MotoGPが元ライダーで現在は国際中継の実況も務めるサイモン・クラファーがセーフティバイクをライドしてサーキットを一周する動画を公開している。
カラーリングはモータースポーツホワイトにかわり、『M3』がフローズングレーダークメタリック、『M4』がサンパウロイエロー、『M5 CS』はフローズンディープグリーンメタリックに施され、『M1000RR』はMカラーが採用された。
また、4月16~18日の第3戦ポルトガルGPではセーフティカーの『M8クーペ コンペティション』、『M8グランクーペ コンペティション』、メディカルカーの『X5 M』、別のセーフティバイクとして『M1000RR』が加わる予定だ。