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聞き覚えはあるけど内容はわからない理科・科学の法則ランキング

2008年10月24日 10:21  gooランキング

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 中学・高校時代に理科や化学、物理の授業でさんざん頭を悩ませた法則の数々。あれほど一生懸命に覚えた法則なのに、学校を卒業した瞬間に「確か有名な学者の名前が付いてたよな~」なんて調子で、きれいさっぱり忘れてしまった人がほとんどなのではないでしょうか。
 そんな理科・科学の法則で、最も多くの人々が内容を忘れてしまったのが、《パスカルの原理》。これは、「容器内の液体(流体)にある面から圧力を加えると、同じ高さの別の面にも同じだけの力が伝わる」というもの。代表的な例が自動車のペダルなどに採用されている
油圧装置で、片足でアクセルやブレーキを踏むだけで重たい車を簡単に動かせるのも、実は《パスカルの原理》によって油圧を自由自在にコントロールしているからです。
 「指の構え方だけは覚えている」という人が多いのが、3位に入った《フレミングの右手の法則》と8位の《フレミングの左手の法則》。特に有名なのが「左手の法則」で、親指と人差し指、中指の3本を立てて中指を「
電流の方向」に合わせると、自動的に人差し指が「
磁界の方向」、親指が「
導体の移動方向」を示します。ちなみに、右手の法則では中指が「電流の方向」、人差し指が「磁界の方向」、親指が「導体の移動方向」となります。
 ドイツの物理学者、
オームが発見した《オームの法則》は、「電流は電圧に比例し、抵抗に反比例する」ことを示した法則です。電気回路の設計においては最も重要な法則で、電池を直列につなげば電圧が2倍になることも《オームの法則》で説明されます。「電力が大きなものほど働きが大きい」ことを表した《ジュールの法則》同様、現代社会では最も身近な法則の1つと言えるのではないでしょうか。
 ドラマ・映画化されて注目を集めた小説『
探偵ガリレオ』シリーズでは、天才物理学者の主人公が物理学的なアプローチで難解な事件を解決していきますが、多くの人が「不思議だなあ」「なぜこうなるの?」と思っていることが、物理学や化学の法則によってすでに説明されているというケースも少なくありません。一度のぞいてみればその奥の深さ、おもしろさにはまってしまうことまちがいなしの「法則の世界」。学生時代は苦手だったという人も、分かりやすく解説された本などであらためて勉強しなおしてみては?

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