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ヘンリー王子・メーガン妃のインタビューは「論議の場として適切ではない」 モナコ公アルベール2世が苦言

2021年03月28日 12:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

「多少の不快感を覚えた」とモナコ公アルベール2世
今月初めにオプラ・ウィンフリーによるインタビューに出演し、数々の爆弾発言を放ったヘンリー王子・メーガン妃夫妻。ホワイトハウスやハリウッドからは大きな称賛が寄せられたが、モナコ公国のプリンスは夫妻のテレビ出演を「論議の場として適切ではなかった」と苦言を呈している。

米時間7日に放送された、オプラ・ウィンフリーによるヘンリー王子・メーガン妃夫妻の独占インタビュー『Oprah With Meghan And Harry: A CBS Primetime Special』について『BBC World News』に苦言を呈したのは、モナコ公国のプリンス、アルベール2世だ。同じ“ロイヤルプリンス”としてアルベール2世は「他人の立場に身を置くのはとても難しいこと」と前置きしつつ、

「夫妻が感じていたプレッシャーは理解できますが、“不平不満”(これはあくまでも控えめな言い方ですが)のあのような会話は身内のプライベートなセッティングのなかで行われるべきだったと思います。」

と公共の電波を使用した特別番組というフォーマットを選択した夫妻について述べた。さらに、

「公共の場で語られる必要のない内容ですから、私が多少の不快感を覚えたことは確かです。2人の主張にはある意味理解できる部分もありますが、あのようなインタビューは論議の場として適切ではなかったと思います。」

と付け加えた。

レーニエ3世の息子であるアルベール2世の母グレース妃は、アメリカ出身の元女優グレース・ケリーでハリウッド女優から公妃へと華麗なる転身を遂げた人物である。そんな経緯がメーガン妃と重なると同時に、その気品溢れる美貌や世界中の人々から“永遠のアイコン”と愛される姿はヘンリー王子の母、故ダイアナ妃を彷彿させる。今回アルベール2世自らが「多少の不快感を覚えたことは確か」と否定的コメントを放ったことが海外メディアで大きく取り上げられた背景には、社会的立場や自身を取り巻く環境といった点で彼がヘンリー王子・メーガン妃と多くの“共通項”を持つ人物であったからに他ならないであろう。

王室におけるメーガン妃に対する人種差別やいじめ疑惑など、極めてプライベートな事項が世間を騒がせているイギリス王室。「身内で話し合う」との意向を明かしていたエリザベス女王も、アルベール2世からの批判的な意見には「穴があったら入りたい」気分にさせられてしまったかもしれない。

なおインタビューを行ったオプラ・ウィンフリーの親友でプライベートでも妃と親交のあるジャーナリストのゲイル・キングは先日、自身が出演する番組のなかでヘンリー王子がインタビュー放送後に初めて父チャールズ皇太子、兄ウィリアム王子と会話をしたこと、しかしその内容は生産的とは言えなかったこと、またメーガン妃はオプラのインタビューで発言した内容を裏付ける証拠を保持していることなどを明かしており、今後さらなる“身内の秘密”が暴露される可能性を示唆していた。

画像2枚目は『Oprah Daily 2021年3月7日付Instagram「“I just want to make it clear to everybody: There’s no subject that’s off limits,”」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)