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先輩ママに聞いた「小学生の生活のリアル」 第4回 約3割が1年生の時にPTA役員を経験 - PTA経験者に聞いた「大変だった理由」

2021年03月28日 11:12  マイナビニュース

マイナビニュース

画像提供:マイナビニュース
小学校に入学して、保護者もPTAの役員や委員というかたちで、積極的に学校に関わるケースもあるだろう。初めてのPTA役員ともなれば、仕事の中身や大変さなどはとても気になるはず。

今回は、小学生の子どもを持つマイナビニュース女性会員137人に「PTA役員・委員の感想」などを聞いてみた。

Q.小学校のPTA役員や委員をした経験はありますか?

「ある」(57.7%)
「ない」(38.7%)
「PTA自体がない」(3.6%)

Q.お子さんが何年生の時にPTA役員や委員をされましたか?(複数回経験がある場合は初めて役員などをした時についてお答えください)

1位「1年生」(30.4%)
2位「2年生」(25.3%)
3位「3年生」(15.2%)
4位「5年生」(11.4%)
5位「4年生」(10.1%)
6位「6年生」(7.6%)

Q.PTA役員・委員の感想として当てはまるものを選んでください

1位「まぁまぁ大変だった」(35.4%)
2位「すごく大変だった」(31.6%)
3位「そこまで大変ではなかった」(24.1%)
4位「楽だった」(8.9%)

Q.その理由について教えてください

○■「まぁまぁ大変だった」

・「仕事をしていたので、集まりのある日は休まなくてはならなかった」(51歳/その他/その他・専業主婦等)
・「専業主婦の方の時間に合わせて委員会があり、仕事をその都度休まなくてはいけなかった」(56歳/サービス/その他・専業主婦等)
・「廃品回収など、あらゆる段取りをしなければいけなかった」(59歳/その他/その他・専業主婦等)
・「子ども同士のトラブルの仲介に気を遣った」(39歳/その他/その他・専業主婦等)
・「学校の創立100年の時に役員になったので、イベントなどたくさんあり、集まりや準備など普段より多くあって大変だった」(45歳/その他/その他・専業主婦等)
・「選考という役職で、学校全体のPTA本部役員を選出、お願いして、決定する仕事。本部役員をやりたい人はほとんどいないので、それをお願いして引き受けてもらうのが大変だった。電話したり、直接会って話したり……」(49歳/文具・事務機器関連/事務・企画・経営関連)
・「なかなかメンバーが集まらずに困ってました。PTAは必要なのか、議論にもなりました」(38歳/教育/専門サービス関連)

○■「すごく大変だった」

・「下の子が居るので大変だった」(55歳/医療・福祉・介護サービス/専門サービス関連)
・「仕事と両立がなかなか難しかった」(31歳/その他/その他・専業主婦等)
・「急に集まったりで、仕事を休まなければいけなかった」(35歳/その他/その他・専業主婦等)
・「やることが多いので、とても大変だなと思いました」(33歳/その他/販売・サービス関連)
・「企画・準備・運営と、一人でこなさなくてはならなかったからです」(51歳/その他/その他・専業主婦等)

○■「そこまで大変ではなかった」

・「あまり活動がない役員を選んでいたから」(48歳/その他/その他・専業主婦等)
・「学年に数人いる平の役員だったから、月1回の会合に出ればいいだけだったので」(48歳/その他/その他・専業主婦等)
・「幼稚園で本部役員をしていたため、そのあとの一般役員だったから」(50歳/その他/その他・専業主婦等)
・「委員長の指示に従っていただけだったから」(39歳/広告・出版・印刷/事務・企画・経営関連)
・「別の学年でいじめがあったのでいじめ防止のための会が臨時で開かれたりしたが、それ以外は問題は起こらなかったので」(50歳/その他/専門サービス関連)
・「コロナで学校行事が中止になった影響で、そこまでお手伝いや集まりもなく、やった感が感じられなかった。もっと行事に参加したかったです」(45歳/その他/その他・専業主婦等)

○■「楽だった」

・「お食事会みたいなものでした」(52歳/ガラス・化学・石油/事務・企画・経営関連)
・「集まりは年に3回ぐらいで、あとは自分の家でできる仕事だったり、立哨に立つぐらいだったから」(58歳/官公庁/事務・企画・経営関連)
・「コロナ禍で、活動がほとんどできなかったので」(46歳/その他/その他・専業主婦等)

○■総評

小学生の子どものいるマイナビニュース会員に、小学校のPTA役員や委員をした経験の有無を聞いたところ、57.7%が「ある」と回答し、6割近い人がPTA役員・委員を務めたことがあることがわかった。「ない」は38.7%、そもそも「PTA自体がない」人は3.6%だった。

子どもが何年生の時にPTA役員・委員に就いていたかを聞いたところ、最多は約3割の人が回答した「1年生」(30.4%)となった。2位は「2年生」(25.3%)で、半数以上が1年生・2年生で経験していることになる。ここに3位「3年生」(15.2%)を加えると、7割以上が3年生までに役員経験があることがわかった。以下、4位「5年生」(11.4%)、5位「4年生」(10.1%)、6位「6年生」(7.6%)と続く。やはり最終学年の6年生が最も少ない。

そのPTA役員・委員をやった感想としては、1位「まぁまぁ大変だった」(35.4%)、2位「すごく大変だった」(31.6%)、3位「そこまで大変ではなかった」(24.1%)、4位「楽だった」(8.9%)の順番に。1位と2位を合わせると67.0%となり、3分の2の人は何らかの大変さを感じていることがわかった。

その感想を抱いた理由について聞いたところ、「まぁまぁ大変だった」と「すごく大変だった」では、「仕事との両立が困難」「業務が煩雑・多忙」「会議やイベント、行事の準備や調整が面倒」などが主な理由として挙がった。

一方の「そこまで大変ではなかった」「楽だった」では、「重責ではない役員だった」「行事や会議が少なかった」などの理由が目立った。とくに、現在のコロナ禍の影響を受け、そもそも「活動が少なかった・できなかった」というコメントも多かった。

学校によっては、6年間の小学校生活で必ず一度は回ってくるとも言われるPTA役員・委員。今回のアンケートでも、先輩ママの多くがその大変さを実感していることがわかった。

調査時期: 2021年3月11日~2021年3月16日
調査対象: 小学生の子どもがいるマイナビニュース女性会員
調査数: 137人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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