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6月のデトロイト戦、1週間遅れの開催へ。GTLM追加でコルベットが故郷凱旋/IMSA

2021年03月26日 18:31  AUTOSPORT web

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2020年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権のデトロイト戦は新型コロナウイルスの影響で中止に。2019年はDPiとGTDの2クラスのみで争われた。
デトロイトで行われるIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の1戦は、NTTインディカー・シリーズと同じ6月11~13日の週末に移され、ベル・アイルを舞台にした2日間のIMSAショーを含む都合3日間の総合イベントとして行われることになった。

 今週木曜日に発表されたこのアナウンスより、今季第5戦に組み込まれているデトロイト戦では最高峰クラスのDPi以下、GTLM、GTDの各マシンが12日(土)に100分間のスプリントレースを戦うことになる。

 当初、同ラウンドにはDPi、LMP2、GTDが参加予定だったが、シリーズはGTLMを追加した。ただし、チャンピオンシップポイントの対象外としている。一方、LMP2はイベントから除外され、デトロイトの代わりとなるラウンドは後日発表される予定だ。

 開催が1週間遅くなったことにより、デトロイト戦はニュルブルク24時間レースとの日程重複を回避することになったが、今後はWEC世界耐久選手権第2戦ポルティマオと衝突することに。このため数名のドライバーに営業が出るものと考えられる。

 Sportscar365は、デトロイトがGTLMクラスのノンポイントイベントであることと、ウェザーテック・レーシングを運営するプロトン・コンペティションがWECを優先することからポルシェチームがベル・アイルに参加しないことを理解している。

「ル・マン24時間レースが8月に移行したことで私たちは、世界でもっとも才能のあるスポーツカーやオープンホイールのドライバーたちがサーキットで活躍する週末をレースファンに提供する、伝統的なイベントを継続する機会得た」と語るのは、IMSAのジョン・ドゥーナン代表。

「6月11日から12日まで、IMSAシボレー・スポーツカー・クラシックのためにベル・アイル・パークに戻ることを楽しみにしている」

 イベント・プレジデントのマイケル・マントリは「2021年にベル・アイルで開催されるシボレー・デトロイト・グランプリは、6月11~13日の週末に開催される伝統的なイベント形式に戻り、3つの素晴らしいレーシングシリーズよる5つのグレートレースが開催されることになった」とコメント。

「土曜と日曜にインディカーのスターたちとインディ・ライツを戦う新星たちがレースを多ない、金曜と土曜にはコルベット・レーシングがIMSAの激しいスポーツカー・アクションに加わることにより、モーター・シティでの信じられないような週末になるだろう」

■IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 改訂版2021年シーズンスケジュール(3月25日発表)
RoundDateCircuitClass–1月22~24日ロア(デイトナテスト)DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTDRd.11月28~31日デイトナ24時間DPi、LMP2*、LMP3*、GTLM、GTDRd.23月17~20日セブリング12時間DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTDRd.35月14~16日ミド・オハイオDPi、LMP3、GTDRd.46月11~12日デトロイトDPi、GTLM*、GTD**Rd.56月24~27日ワトキンス・グレン6時間DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTDRd.67月2~4日モスポート・パークDPi、LMP3、GTLM、GTD**Rd.77月16~17日ライムロック・パークGTLM、GTDRd.88月6~8日ロード・アメリカDPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTDRd.99月10~12日ラグナ・セカDPi、LMP2、GTLM、GTDRd.109月24~26日ロングビーチDPi、GTLM、GTDRd.1110月7~9日バージニアGTLM、GTDRd.1211月11~13日ロード・アトランタ10時間(プチ・ル・マン)DPi、LMP2、LMP3、GTLM、GTD
* GTLM、LMP2、LMP3クラスにおいて、選手権ポイントをカウントしない
** GTDクラスでIMSAウェザーテック・スプリントカップのポイントのみ付与