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先輩ママに聞いた「小学生の生活のリアル」 第2回 小学校入学前に文字や数字の読み書きができる子はどれくらい?

2021年03月26日 14:52  マイナビニュース

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画像提供:マイナビニュース
小学校入学を間近に控え、期待に胸を膨らませている新1年生。今年はコロナ禍で入学式の形態なども大きな変更を強いられているものの、子どもたちは晴れて小学生になれる日を待ちわびていることだろう。

一方の親の立場では、子どもが学校生活に馴染めるだろうか、友だちはできるだろうか、勉強についていけるだろうかなど、さまざまな不安も付きものだ。とくに勉強に関しては、就学前にどの程度の学力を身に付けさせるべきか、大いに悩むのではないだろうか。

今回は、小学生の子どもを持つマイナビニュース女性会員137人に「小学校入学前に子どもができたこと」などを聞いてみた。

Q.お子さんが1年生の時、時間割りなど学校の持ち物の準備は誰がしていましたか?

1位「子どもと親でしていた」(50.4%)
2位「基本的に子どもがしていた」(27.7%)
3位「基本的に親がしていた」(21.2%)
4位「その他(自由回答)」(0.7%)

Q.お子さんは1年生の時、平日の宿題にどれくらい時間がかかっていましたか?

1位「30分ほど」(55.5%)
2位「15分以内」(25.5%)
3位「45分ほど」(15.3%)
4位「1時間以上」(3.6%)

Q.次のうち、小学校入学前にお子さんができたことをすべて選択してください(複数選択可)

1位「ひらがなを読むことができた」(72.3%)
2位「ひらがなを書くことができた」(67.9%)
3位「数字を読むことができた」(59.9%)
4位「数字を書くことができた」(59.1%)
5位「カタカナを読むことができた」(54.7%)
6位「カタカナを書くことができた」(47.4%)
7位「足し算ができた」(43.8%)
8位「漢字を書くことができた」(19.7%)
9位「漢字を読むことができた」(18.2%)
10位「どれも当てはまらない」(2.2%)

○■総評

小学生の子どものいるマイナビニュース会員に、子どもが1年生の時、時間割りなど学校の持ち物の準備は誰がしていたかを聞いた。最も多かったのは「子どもと親でしていた」で、ほぼ半数となる50.4%となった。以下、2位「基本的に子どもがしていた」(27.7%)、3位「基本的に親がしていた」(21.2%)、4位「その他(自由回答)」(0.7%)と続いた。

ただ一人「その他(自由回答)」と回答した人は、「子どもが1人で全部したものを、親が見直していた」とコメントしており、実はこれが2位「基本的に子どもがしていた」の実態に近いかもしれない。

次に、1年生の時、平日の宿題にどれくらい時間がかかっていたかを尋ねた。1位は「30分ほど」で、55.5%が回答。2位は「15分以内」(25.5%)となり、おおよそ8割が30分内で宿題を終えていることになる。3位は「45分ほど」(15.3%)で「1時間以上」かかっているのは3.6%と、ごく少数派となっている。

小学校入学前に子どもができたことを、複数選択で選んでもらった。1位は「ひらがなを読むことができた」(72.3%)で7割以上が回答。2位「ひらがなを書くことができた」(67.9%)も7割近い。3位「数字を読むことができた」(59.9%)・4位「数字を書くことができた」(59.1%)も、6割前後がこなしている。

以下、5位「カタカナを読むことができた」(54.7%)、6位「カタカナを書くことができた」(47.4%)、7位「足し算ができた」(43.8%)と続く。8位「漢字を書くことができた」(19.7%)・9位「漢字を読むことができた」(18.2%)はいずれも2割弱となり、レベルにもよるだろうが、漢字はかなりハードルが高いことがわかった。

今回、先輩ママに聞いたところ、6~7割程度が「ひらがな」と「数字」の読み書きを習得していたという結果となり、これがとりあえずの安心のラインと言えるかもしれない。ただし当然のことながら、小学1年生の授業はまっさらな状態から読み書きや計算力などを学ぶことが前提となっており、過度な心配や、それによる子どもへのプレッシャーなどは望ましいことではない。

新1年生たちにとっても、そのママにとっても胸躍るこの季節。コロナ禍もあるが、まずは楽しく学校に通えることを願いたい。そんな気持ちにさせられる調査結果となった。

調査時期: 2021年3月11日~2021年3月16日
調査対象: 小学生の子どもがいるマイナビニュース女性会員
調査数: 137人
調査方法: インターネットログイン式アンケート

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