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「わたしのからだはわたしのもの」フェムテック専門店がラフォーレ原宿に出店 吸水ショーツやセックストイを販売

2021年03月26日 13:52  Fashionsnap.com

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LOVE PIECE CLUB ラフォーレ原宿 Image by: FASHIONSNAP.COM
生理用品やヘルスケア商品の輸入販売などを手掛けるアジュマが3月26日の今日、フェムテックやプレジャーテック製品を扱う専門店「ラブピースクラブ(LOVE PIECE CLUB)」をラフォーレ原宿にオープンした。店舗面積は約27平方メートルで、常時300点以上の商品を販売する。

 アジュマは1996年に設立。女性のセクシャルヘルス促進のためのアイテムを中心に、輸入および販売小売り業としてスタートし、生理用品からセクシャルプレジャートイ、テクノロジーを活用して女性のヘルスケアをサポートするフェムテック商品まで幅広く取り扱っている。フェムテック市場は2027年までに世界で5兆円規模になると言われており、グローバルで新興企業が続々と参入している成長分野。アジュマもリテーラーから出店依頼の相談が毎年増えている状況で、「ムーンパンツの取り扱いを開始した2019年以降、他社の吸水型生理ショーツも増えていて、日本国内でフェムテックの存在感が高まったと感じる」という。
 ラフォーレ原宿では昨年ポップアップショップを出店し、好評だったことから今回の常設店舗の出店が決定。同社のフェムテック専門店は大丸梅田店の売り場「ミチカケ」内に展開している「ムーンド バイ LPC」があるが、独立店舗としての出店は初めてとなる。
 ショップコンセプトは「わたしのからだはわたしのもの」。店頭では台湾発のサニタリーブランド「ムーンパンツ」がフルラインナップで揃い、オープンに合わせた新作としてボクサータイプとカイロを入れるポケット付きのメッシュタイプを販売している。月経カップやデリケートゾーン用のボディウォッシュ、ローションのほか、「膣トレーニング」をサポートするアイテム、女性向けセルフプレジャープロダクトといった商品が並ぶ。アメリカ発のプレジャーテックブランドで、モデルのカーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)が共同経営者に就いている「ローラ ディカルロ(LORA DICARLO)」など最新のブランドも用意。このほか、店内の一角は、エトセトラブックスの選書によるフェミニズムやジェンダーをテーマにした書籍が100冊以上揃うコーナーを設けた。

 アジュマの担当者は新店舗について「ラフォーレ原宿には若年層をはじめ、親子、カップルなど様々な年齢、性別のお客様が来店するため、様々な方に女性の身体について正しい知識を得るきっかけの店として最適だと考えている」と期待を寄せる。現在の日本では、女性特有の身体の不調、特に生理やデリケートゾーンの悩みは相談しにくいという状況だが、販売だけではない出店の意義として「性や生理について話せる場所があることは自分の身体について考え、大切にするというセルフウェルネスの上で重要」だと述べ、「全てオープンにして晒すということではなく、困ったときに相談できる・学べる場所として機能させていきたい」と語った。


■LOVE PIECE CLUBオープン日:2021年3月26日(金)所在地:東京都渋谷区神宮前 1-11-6 ラフォーレ原宿 B0.5F電話番号:03-6804-3660(店舗直通)営業時間:11:00~20:00(ラフォーレ原宿に準ずる)公式サイト ■オープン記念トークイベント「プレジャーとシスターフッドの話」日時:3月26日(金)20:00~21:00配信場所:ZOOM(事前申請が必要)登壇者:アジュマ創業者 北原みのり/ライター 長田杏奈