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最近話題の"エシカルな人"って?「好きな映画はパラサイト」「ビールはヱビス、プレモル」「化粧品はちふれ」

2021年03月25日 14:51  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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昨今、よく目にする「エシカル」という言葉。直訳すると「倫理的」「道徳的」という意味だが、人や地球環境、社会に配慮した消費やサービスを指して「エシカル消費」と称することもある。

マクロミルは3月22日、「エシカルな人プロファイル分析」を発表した。調査は1~2月にネット上で実施し、「環境や社会貢献活動をしている企業の商品を買う」「地産地消」などエシカルな行動を意識している20~69歳の男女111人の回答を抽出した。

飲酒する人の割合は71%、全体を大きく上回る

同社は"エシカルな人"を「自分の好きなコト・モノを大事にしながら慎ましく生活する人たち」と表現。全体(3万1253人)と比較して、女性(65%)が多く、性年代別では特に60代女性の割合が高い。職業別にみると、会社員(38%)が全体より4ポイント少ない一方、専業主婦(23%)は6ポイント高かった。同居家族人数は2人が38%で全体(30%)を上回っている。

平均個人年収は325万円で、全体(391万円)より66万円低い。だが、一か月の貯蓄額は3万2200円と全体(2万6100円)より6100円高い。業種別では、サービス(12%、全体17%)が比較的低く、逆に教育(12%、全体5%)が多かった。

エシカルな人を紐解くと「トレンドに敏感で、オンライン・オフライン問わず、幅広いメディアに接触・信頼度が高い」「自身の健康や生活に関することだけでなく、環境・社会貢献への関心も高い」といった特徴があるという。

情報については「ニュースは全国紙の新聞やNHKのニュースアプリなど、信頼性が高そうな大手メディアをチェック」「ネットではSNSや比較サイト等を活用し、情報に踊らされないように慎重に確認している」という傾向があるとされている。

モノ消費よりコト消費派で、趣味は、読書・映画鑑賞・動画視聴・国内旅行・料理・お酒など。好きな映画は「男はつらいよ」「パラサイト 半地下の家族」などだ。電子書籍で利用する平均金額は月3667円で、全体より885円高かった。

飲酒割合は71%で全体(58%)を大きく上回るが、外食平均額は月9383円と全体を996円下回る。自宅での飲酒が多いのかもしれない。なお、ビールは「ザ・プレミアム・モルツ」「ヱビスビール」、酎ハイは「檸檬堂」「アサヒ贅沢搾り」を好む。

好きなファッション、男性「ユニクロ」「PORTER」、女性「GU」「COACH」

「安心できるメーカー・商品を選んで愛用する」といった傾向もみられる。女性だとスキンケアは「ちふれ化粧品」「無印良品」、メイクは「ちふれ化粧品」「シャネル」、男性スキンケアは「マンダム」「ギャッツビー」になるようだ。

服はファストファッションで、バッグや靴は名の知れたメーカーを長く利用する傾向がある。男性だと「ユニクロ」「PORTER」「NIKE」、女性だと「GU」「ZARA」「COACH」「卑弥呼」を選ぶ人が多い。

他方で「自分が気に入れば、ブランドや評判は気にならない」「一度使って気に入った商品は同じシリーズやその会社の別商品を購入する」といった価値観を持っているとされていた。