アルファタウリ・ホンダF1チームのピエール・ガスリーは、バーレーンでのプレシーズンテストでフェラーリはおそらく手の内を隠していたと考えており、彼らのマシンの調子は昨年に比べてはるかに良かったと主張した。
サクヒールでのテストでは、初日午前のセッションの終わりにシャルル・ルクレールが小さなテクニカルトラブルに見舞われたが、それを除けばフェラーリは、3日間のテストを計画どおりに進めた。
フェラーリは全体で3番目に多い404周の走行を達成し、カルロス・サインツJr.は総合3位のタイムを出してプレシーズンテストを締めくくった。
アルファタウリのテストでのパフォーマンスは優れたものだった。しかし一方でフェラーリはバーレーンで開催されるシーズン開幕戦を前に手の内を見せなかったと、ガスリーは考えている。
「フェラーリ勢は、見せなかったものが多い。隠していたような感じだ」とガスリーは『Stats Perform News』に語った。「昨年と比べると明らかに彼らは調子が良かったと思う」
「テストの後にそのことについてルクレールと話をした。メッセージを交わしたんだ。詳しいことを話したわけではないよ。見当をつけることができれば、と思っただけだ(笑)」
「僕ら2チームの差は小さいと思う。彼らの方が前にいるのか、それとも僕らがわずかに前にいるのかは分からない。でも僕らが確実に一歩前進したのも確かだよ」
ガスリーは、他のライバルたちについて評価するなかで、マクラーレンの2021年型パッケージは強力だと予想しつつ、優勝候補は昨年同様、メルセデスとレッドブルだろうと語った。
「現時点でマクラーレンは強力なライバルだと考えている。彼らは今年メルセデスエンジンを使っているからね」とガスリー。
「強力なパッケージを作り上げることができたようだ」
「トップ争いに関しては、メルセデスとレッドブルの間で何が起きるかを見ていくことになるだろう。今の段階で予想を話したり、結論を出したりするのは難しいけど」
「テストでメルセデスは信頼性の問題があり、かなり苦戦していた。でも彼らがチームとしていかに強いかということは分かっている。(開幕戦で)文句なしにトップだったとしても驚かないよ」