全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権に参戦するB-MAX RACING TEAMは、2021年の50号車のドライバーとして、スーパーフォーミュラ・ライツ参戦2年目となる名取鉄平を起用することになった。名取は3月11日の鈴鹿合同テストからチームに加わっており、24日からスタートした富士合同テストでも50号車をドライブしている。また今季、チームの総監督に高星明誠が就任することになった。
全日本F3時代から、スーパーフォーミュラ・ライツのトップチームのひとつとして毎年チャンピオン争いを展開しているB-MAX RACING TEAMが、2021年に向けて新たに名取をエースカーである50号車のドライバーとして起用することになった。
さらにそんな名取を支えるべく、2017年にB-MAX RACING TEAMで全日本F3のチャンピオンを獲得した高星が、チームの総監督に就任することになった。高星は2020年にスーパーフォーミュラにスポット参戦した経験をもつほか、今季もスーパーGT GT500クラスで活躍する現役ドライバーだ。今後はスーパーフォーミュラ・ライツだけでなく、F4等ミドルフォーミュラ全体の総監督を務めるという。
「もちろん監督を務めるのは初めてですが、名取選手をはじめ、B-MAX RACING TEAMのドライバーがチャンピオンを獲れるようにしていくだけなので、昨年までのアドバイザーとは大きくは変わりません。より多くのことを見ることになるとは思いますが」と高星。
「B-MAX RACING TEAMとして、今後若手を育て、メーカーの枠に入れ込むことができるようにすることが組田龍司総代表のやり甲斐だと思っています。スーパーフォーミュラ・ライツのチャンピオンを獲り、実現できるようにお手伝いしたいですね」
チームの組田龍司総代表によれば、今季高星が総監督に就任するにあたり、「B-MAX RACING TEAMがスーパーフォーミュラ・ライツ、フォーミュラ・リージョナル、F4と参戦するにあたり、メーカーの育成枠に入れなかった、あるいは才能がありそうなドライバーを1名ずつ程度、支援していこうと思っています。その才能を見極めること、選んだドライバーを伸ばしてもらうことを高星君にお願いしようと思っています」という。