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エリザベス女王、新たに迎えた子犬2匹は大切な思いを込めた名前に

2021年03月24日 17:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

子犬達の名前が明らかになったエリザベス女王(画像は『The Royal Family 2020年6月13日付Instagram「Did you watch Her Majesty’s Official Birthday ceremony at Windsor Castle this morning?」』のスクリーンショット)
エリザベス女王が、先月にペットとして迎え入れた2匹の子犬に“ファーガス(Fergus)”と“ミック(Muick)”という名前を付けた。これらの名前にはエリザベス女王と王族にとって大切な思いが込められているという。『The Sun』などが報じた。

先月16日にエディンバラ公フィリップ王配が入院した後、ウィンザー城で暮らすエリザベス女王のもとに2匹の子犬が届けられた。英国でのロックダウン中、女王と王配はほとんどの時間をウィンザー城で過ごしていたが、王配が入院してからは女王と限られたスタッフのみが城内に滞在していた。なお王配は英時間3月16日に退院し、ウィンザー城に戻ったことが伝えられている。

大変な愛犬家であるエリザベス女王は、これまでにコーギー犬を数匹飼っていたが、昨年に“バルカン”が天国へ旅立った後、残ったロイヤルドッグは“キャンディ”1匹だけとなっていた。

『The Sun』によると、エリザベス女王は新たに迎えた子犬達に、それぞれ“ファーガス(Fergus)”と“ミック(Muick)”と名付けたという。実はこれら2つの名前には、女王と王室にとって大切な思いが込められていたのだ。

“ファーガス(Fergus)”と名付けられた子犬は、ダックスフンドとウェルシュ・コーギーの交雑種だ。この名前は、女王の叔父ファーガス・ボーズ=ライアン氏(Fergus Bowes-Lyon)から取られたものだ。ファーガス氏はエリザベス女王の母クイーンマザーの実兄で、1915年9月に第一次世界大戦中のフランスで勃発した「ルーの戦い」で戦死した。

もう1匹の子犬には“ミック(Muick)”と名付けられたが、女王がスコットランドに所有するバルモラル城の敷地内にあるミック湖(Loch Muick)を由来とする。女王と王室メンバーは毎年、バルモラル城で夏の休暇を過ごしており、滞在時にはミック湖の近くで散歩やピクニックを楽しむなどファミリーにとって思い出深い場所だ。

このミックは「Pets4Homes」公式ウェブサイトを通し、ブリーダーから2,650ポンド(約397,000円)で購入したと報じられている。元々は“ Charlie(チャーリー)”という名だったが、ウィンザー城に到着後、新たにミックと名付けられたという。

『The Sun』の情報筋は「2匹の名前の選択には、非常に心打たれます。女王にとって大切なものですから」と明かし、このように続けた。

「ミック湖は、バルモラル・エステートの中でも女王のお気に入りの場所のひとつです。そして第一次世界大戦で戦死した叔父のファーガス氏は、今もなお王族が敬意を表している人物なのです。」

画像は『The Royal Family 2020年6月13日付Instagram「Did you watch Her Majesty’s Official Birthday ceremony at Windsor Castle this morning?」、2020年4月17日付Instagram「Today we are marking National Pet Month.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)