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憧れていた鉄道の仕事を1週間で辞めた40代男性「夜勤で16時間拘束。続けていたら廃人になっていた」

2021年03月24日 06:40  キャリコネニュース

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理想の仕事に就けたはいいが、人間関係などの厳しい現実と直面し、短期間で"天職"を離れてしまう人もいるようだ。茨城県の40代男性は、かつて憧れであった鉄道関係の仕事にありついたものの、劣悪な職場環境に苦しんだ末、1週間で退職している。

「もともと駅員の仕事に憧れていました」という男性。しかし駅員の採用枠といえば、年齢制限など狭き門として知られている。それゆえに男性も「すでに40歳を過ぎていたので、大手鉄道会社や地方私鉄でも求人がなかったです」と現実を明かす。

それでも男性は、警備員として鉄道関係の仕事に携われることができた。「この年になって自分のやりたかった仕事ができる!」と意気込んで勤務初日に臨んだが、ここでも再び辛い現実を目の当たりにしたという。今回は、この男性の投稿を中心に紹介する。(文:鹿賀大資)

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「このくらいの仕事は1日で覚えるんだ!」罵声を浴びせる上司

新天地で迎えた初日、男性は張り切って自己紹介をするも、上司や先輩の反応は「ああそう」の一言だけ。名前で返してくれる人はおらず、冷ややかなものだったと語る。それは、初日の業務でもしばしば垣間見えたという。

「私は先輩から仕事を教えてもらいました。しかし上司は度々、先輩に『バカ野郎!新人にそんな教え方があるか!』と罵声を浴びせていました。さらに自分にまで『このくらいの仕事は1日で覚えるんだ!』と言い出す始末」

列車のドアを閉める合図を送る際も、白旗を上げた男性に対し、すかさず上司は「違う!そんなやり方あるか!君はA君(先輩)より背が小さいから、もっとハッキリ上げろ!」と言い放った。男性は「体型差別みたいなことを言われても困りますよ」と呆れ気味に続ける。

「反省会が開かれたせいで、ろくに仮眠もできず……」

「2日目には『物覚えが悪い!本当に大丈夫か』とも言われました。その日は深夜1時半~4時過ぎまで仮眠時間でしたが、反省会が開かれたせいで、ろくに仮眠もできず……。しかも次の勤務が17時出勤の上、現場には『10分前に到着しろ』と言われていましたし。そこから翌朝の9時半まで16時間半も拘束され、その日の17時から再び夜勤でしたよ」

ちなみに、この変則勤務は「4~5日連続で1セット」だったという。これには男性も耐え切れず、配属3日目、日数にして1週間が経過した時点で「実家に逃げ帰り退職しました」とのことだ。そんな元勤務先については「あんなところにいたら、間違いなく廃人になっていたでしょう。辞めて満足です」と綴っている。

ほかにも入社後に職場の雰囲気に馴染めず、短期間で退職をした経験がある人からは、

「印刷会社を3日で退職。パートのおばさんが仕事をさせてくれず『触らないで』と怒鳴る人でした。そのせいで私は、社員から『ボーっと立っている人』と誤解されていました。おばさんの敵はおばさんです」(50代女性/東京都)
「LPガスの販売員を2か月で辞めたことがある。社員のモラルが低すぎて、このままでは人間が駄目になると思ったから」(60代男性/兵庫県)
「とある医療機関では、3か月が限界だった。仕事を教えないどころか、誰かをターゲットにしていじめる風習に嫌気がさした」(30代女性/広島県)

といった声も寄せられていた。

※キャリコネニュースでは引き続き仕事を即効で辞めた人
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