全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2回公式合同テストは3月23日、富士スピードウェイでセッション1が行われ、平川亮(carenex TEAM IMPUL)が1分21秒844のトップタイムを記録した。2番手にはホンダ勢トップの福住仁嶺(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手には野尻智紀(TEAM MUGEN)がつけた。
4月3~4日に富士スピードウェイで迎える2021年シーズンの開幕を前に、2度の公式合同テストを実施するスーパーフォーミュラ。その第2回目であり、開幕前最後のテストとなる富士公式合同テストは参戦準備中のB-MAX RACING TEAMが不参加となり全18台が参加している。
また、セブリング12時間レース参戦のため渡米中の小林可夢偉(KCMG)、いまだ日本に入国できていないサッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)、そして療養中の牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)についてはそれぞれ代役ドライバーが搭乗している。3月11~12日に行われた鈴鹿公式合同テストと同じく、可夢偉の代役は小高一斗(KCMG)、フェネストラズの代役は中山雄一(KONDO RACING)、牧野の代役は笹原右京(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)となった。
なお、前回の鈴鹿公式合同テストは不参加だった中嶋一貴(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が参加しており、2021年シーズン、スーパーフォーミュラでの初走行を実施している。
残り5分のところで関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)がピットロード出口でスピンを喫し、コース上でストップしたことから赤旗が掲示され、セッションは中断された。その後セッション時間が2分延長され、10時57分に残り5分間で再開されると、平川亮がただひとり、1分21秒台となる1分21秒844を記録して再びトップに浮上し、前回の鈴鹿公式合同テストでみせた好調ぶりを富士でもみせつけることとなった。