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富士スピードウェイでフォーミュラ・リージョナルの合同テストが開催。オリベイラがトップタイム

2021年03月23日 10:31  AUTOSPORT web

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古谷悠河(TOM’S YOUTH)と大嶋和也(Team Liaison)
3月22日、静岡県の富士スピードウェイでFormula Regional Japanese Championship(フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ)の2021年初となる合同テストが開催され、D’station Racingから参加したジョアオ・パオロ・デ・オリベイラがトップタイムを記録した。

 日本では昨シーズンから始まったフォーミュラ・リージョナルだが、2年目となる今シーズンは参戦を検討しているエントラントが増え、今回のテストには合計16台、22名のドライバーが参加している。

 ステアリングを握ったドライバーがのなかには、2019年のスーパーGT GT500クラス王者の大嶋和也や、2020年のスーパーGT GT300クラスでチャンピオンに輝いているオリベイラの姿もあり、注目を集めた。

 合同テストは13時15分から1時間45分のセッションが行われた。各車続々とコースインをしていくが、開始わずか5分というところで雨が降り始め、路面はウエットコンディションに変化していった。

 滑りやすいコンディションということで、各車とも慎重に周回を重ねていたが、残り20分を切ったところで雨量も弱まり、各マシンのラップタイムが向上してくる。

 そして、テスト残り5分になると目まぐるしくタイムが入れ替わり、最終的にはD’station Racingから合同テストに参加したオリベイラが1分47秒619というトップタイムを記録し、2番手以下に0.714秒の差をつける速さを見せた。

 テストに参加したオリベイラは、「F3の車両だとダウンフォースやグリップ力が高いので、コーナーでもスムーズに曲がっていくことができるが、このクルマ(フォーミュラ・リージョナルのマシン)はF3車両と比べて重く、ターボのパワーもかかるため、細かなコントロールが必要になってくる」と語った。

「ドライバーの腕が試される部分もあるけれど、同時にドライビングスキルのトレーニングには非常に適したクルマだと思う。車両はキャッププライスで、予算もさほど多くはかからないから、若手ドライバーにとって参戦しやすいレースだと思うね。このカテゴリーはみんながイコールコンディションだから、トップカテゴリーを目指していく若手ドライバーたちには、ぜひ経験して欲しいレースのひとつだね」

 2021年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップの開幕戦は、岡山国際サーキットで6月26~27日に開催される予定だ。

■フォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップ 3月22日公式テスト タイム結果
Pos.No.DriverTeamTime1777J-P.デ・オリベイラD'station Racing1’47.6192450K.コッツォリーノPONOS Racing1’48.333355大嶋和也Team Liaison1’48.4904113太田格之進Team Liaison1’48.896596TAKUMIB-MAX ENGINEERING1’51.6706111木村偉織Team Liaison1’51.708722髙橋三徳1’52.241827SYUJIB-MAX ENGINEERING1’52.278911植田正幸Rn-sports1’53.1031086大阪八郎ZAP SPEED1’56.05511115小出峻Team Liaison1’56.055129岡島秀章ガレージ茶畑1’56.5741339田中輝揮RSイディア_イーグルスポーツ2’03.0951428古谷悠河TOM'S YOUTH2’46.3191510田中徹Rn-sports3’59.851