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パワハラが横行する職場「とにかく根性論。ミスすると嘘つき呼ばわり」「"使えない!"と出社を禁じ退社へ追い込む」

2021年03月22日 07:10  キャリコネニュース

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働き方改革が推進され、長時間労働や残業の削減など労働環境は整えられてきている。しかし「職場の雰囲気」は、その職場の風土や人間関係によって左右される。なかにはパワハラが横行している職場もあり、働き続けることが困難な場合も。企業口コミサイト「キャリコネ」には、「パワハラ」に関する口コミが寄せられている。(文:コティマム)

「『お前のためにしてやっている』と恩義を押し付けてくる上司」

「パワハラが酷く、社員が追い込まれる」という口コミは多く見られた。

「パワハラがまかり通るような雰囲気。本社も工場も同じく、うつ病まで追い込まれて泣く泣く退職まで持ち込まれた社員多数。体育会系でない限りは続きません」(財務・会計関連職/20代後半/男性/正社員/年収300万円)
「一部の上の方のパワハラが凄い。とにかく根性論で、少しミスをしただけで嘘つき呼ばわりすることがある。メンタルが弱い人は生きづらい会社だと思う」(代理店営業/30代前半/男性/正社員/年収560万円)

パワハラが原因でルートセールスの職場を退職した30代男性(在籍時:正社員/年収400万年)は、元職場について、

「言うことがコロコロ変わる上司がいて、自分に都合が悪くなるとすぐに逆上。『お前のためにしてやっているんだぞ』とばかりに、上から恩義を押し付けてくることに耐えられませんでした。メールでも『○○してあげる』といつもマウント感満載の文書で、読むたびに気分が悪くなり、うつになりそうだったので辞めました」

と振り返る。

中国系の社長が経営するソフトウェア関連企業で働いていた40代男性(在籍時:正社員/年収450万円)は、社長のパワハラが原因で退職した。

「社長のパワハラ、残業は当たり前。コロナ禍でも自粛は全く無関係!コロナにかかわらず強引な飲酒参加強要。社員のほとんどが23時まで残業だった。遠方から通勤している社員の最終電車は当たり前で、気にもかけない……」

また、入社時に聞いた条件と違うことも多く、多くの社員が辞めていったという。

「社長の日本語があまりうまくないので、社員は理解できない。しかし理解していないと、暴言に叱責、恫喝。挙げ句の果てに『使えない!』と業務停止で出社を禁じ、そのまま退社へ追い込む」

横暴な社長に耐えかねて退職した男性。ストレスを溜め続けるよりは、思い切って退職できてよかっただろう。

退職後もトラウマに……「いい歳した大人が学生時代のようないじめ」

パワハラ気質が漂う工場を退職した30代女性(在籍時:正社員/年収300万円)は、

「工場での勤務だったが、人間的にクセのある人がとても多く、いい歳した大人が学生時代のようないじめ、パワハラを普通にしていた。その環境に嫌気がさし、人間不信になってしまい退職。この会社でのトラウマからか、辞めてからもしばらくはまともに仕事ができない状態にまで陥ってしまった」

と嘆く。その工場の従業員は常にイライラしており、気の弱い人間が捌け口にされていた。さらに最悪なことに、上司も止めずに後押ししていたため、いじめやパワハラはエスカレートしていたそうだ。

「女子社員が多くグループを作りたがる傾向も強かった。その光景は完全な女子中高生そのもの。とても異色だったのだと今更ながら痛感する。かなりの問題行為が普通に行われていた環境だった。今は少しでも改善されてるよう願うばかり」

1日の大半を過ごす職場だからこそ、余計なストレスは溜めず快適に過ごしたいもの。精神や肉体を壊すほどの酷い環境ならば、命を守るために職場を去るのも身を守るための手段だ。【参照元:キャリコネ】