「社会人になると出会いがなくなる」という言葉をよく耳にするが、職場恋愛をする人も依然として多い。転職キャリアガイドの調査によると「社内恋愛をしたことがある」という人は68.5%にのぼる。
しかし、中には職場恋愛で大変な目にあったことがある人もいるようだ。サービス・販売・外食の30代女性も職場恋愛経験者だが、「別れた後、逆恨みされて『既婚者の他部署の上司と不倫している』という根も葉もない噂を流された」という。
女性と上司は事実関係を確認するために人事部に呼び出されたが、当然その事実はない。結局、噂を流したのは元恋人だということが判明し、「嘘の噂を流した元彼は僻地に異動になった」とのことだ。
「浮気の発覚、私や親が無罪だと分かったことで彼は左遷されることとなりました」
営業職の40代女性も職場恋愛経験者だ。交際相手の元カノも他部署ではあるものの同じ会社だったが、精神的に病んで退職をした。しかし、彼に逆恨みし、中傷だけでなくウイルスを仕込んだメールを社内メールに送りつけていた。
「彼はそのサイバー攻撃に元彼女の妹が関わっていること、その妹が勤務先の個人情報を流用していることを突き止めました。元カノの妹の会社を個人的に訴えたのですが、再び元カノの逆恨みを受けることに」
元彼女は、女性の母を装って人事部に連絡し、「自分の娘(女性)が酷い男(交際相手)と付き合っている。目に余るので別れさせてほしい」と左遷をしろと伝えた。結果、社内調査が入った。しかし、それに留まらず、
「その後も、私が書いたように装った手紙が人事に送られたり、私が社内的に犯人に仕立てられたり……。両親や私は事情聴取を受けるハメになりました。その間、彼は後輩の女の子に手を出していました」
結局、女性は交際相手と別れることになったのだが、「浮気の発覚、私や親が無罪だと分かったことで彼は左遷されることとなりました」と元彼女の復讐は果たされたようだ。しかし女性には何の罪もないはずだ。「人事的には傷はないのでよかったのですが、社内であらぬ噂を立てられ酷い目に遭いました」と嘆いている。
「同じ部署のため、一方的に関係を終わらせると職場で何を言われるか分からず…」
事務・管理の30代男性は、同じ部署の既婚女性からアプローチを受けて、何度か食事に行っていた。
「ある休日に『会いたい』と言われて行ったら、無言でビジネスホテルの部屋まで案内されました。私は独身です。相手が既婚者だと知っているので体を重ねるつもりはなかったのですが、相手から猛烈に誘われ……」
流される形で関係を持ってしまった男性。しかし、1か月ほど経った頃、不倫関係に陥っている状態に耐えられないこと、相性が合わないことから別れを切り出した。
「でも相手は『納得いかない』と泣きじゃくって聞く耳を持ちません。この4か月で3回も私から別れ話をしていますが、納得してもらえずにズルズル関係を続けています。同じ部署のため、一方的に関係を終わらせると職場で何を言われるか分からず無下にもできません」
現在、男性の職場はテレワークを導入しているが、「相手が私の家に来て仕事をしていますが、仕事中にも性行為をせがまれるので業務に支障が出ています。あの時キッパリと断っていればこんなことにはならなかったと思うと後悔しかありません」とコメントしている。
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