仕事中にふと「辞めたい」と思う人は多いかもしれない。激務、給料、人間関係など理由はさまざまだが、中でも人間関係や職場の雰囲気が合うかどうかは精神的にも大きな負担となる。
キャリコネニュース読者からは、職場の雰囲気やパワハラが原因で「会社を辞めよう」と思ったエピソードが多く寄せられている。(文:コティマム)
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「自分の業務をほったらかして休みを取るのか!社長にどう報告したらいいのか!」
教育業界で働いていた40代女性は、代休の取得がキッカケで大変な思いをした。日曜日に休日出勤するため、代休を土曜日に取れないを打診すると「大きな会議があるし、いつ社長に資料作成の指示を出されるかわからへんから無理」と言われた。
「しかし後日、会議の前でなければいいのかと『いつの土曜日なら代休とれますか?』と尋ねたら、『自分の業務をほったらかして休みを取るのか!社長にどう報告したらいいのか!』と言われました」
日曜日に出勤するための代休申請なのに、女性の身勝手で休もうとしていると勘違いした上司。当時女性は、本来ならばその上司がすべき保護者対応や生徒対応などを代わりにこなしていたという。その理由は「上司が全く仕事しない」からだ。
にもかかわらず正当な理由での代休申請は認められなかった。女性は「このことがストレスとなり帯状疱疹が出たため、辞めることにしました」とコメントしている。
異様な長時間労働「24時をまわってから『さあ、これから!』と言う社員」
現在サービス業界で働いている40代女性は、15年以上前に勤務していた建設コンサルタント会社を退職した時のエピソードを綴る。職場には女性スタッフが女性を含めた2人しかおらず、数十人いるスタッフはほぼ男性だった。
「椅子を蹴って後輩やアルバイトに怒鳴りちらす社員がいた。課長も部長も横目で見ながら静止しない。風俗店の話が日常会話。アルバイトの女性との社内不倫が横行し、役職クラスはほぼバツ2バツ3」
と、パワハラ、セクハラが横行していたという。労働環境も最悪だった。
「労働時間がでたらめでした。9~17時で帰れたのは初日だけ。すぐに9~24時が常態化しました。24時をまわってから『さあ、これから!』と言い始める社員が多く、課長や部長が自ら26時や28時までいるので帰れませんでした」
異様な長時間労働がまかり通る職場。まさにブラック企業だ。ある日、打ち合わせを一旦切り上げて25時に帰った。すると、
「翌朝出勤したら、私の作った文章がまるっきり変わっていたことがありました。なぜ変えたのかチームリーダーに聞いたところ、『だってお前、帰ってていなかったじゃん』と。25時から翌朝9時の間に何があったのか。何の仕事をしているかわからなくなりました」
このような労働環境から、まじめな人は次々辞めていったそうだ。
「毎年納期の後は1人か2人、体調を崩して休職する状態でした。私も納期を2回乗り越えましたが。たまらず転職しました。 以前、深夜に立ち寄った飲食店に、たまたまそこの社員とおぼしき人たちがいて(社名や話の内容から推察)、あまり社風は変わっていないと感じました。私が転職してもう15年以上経つのに……」
働き方改革が進められても、ブラック体質はなかなか変わらないのだろうか。
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