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サーファーの後ろでマンタが大ジャンプ 奇跡の“フォトボム”が話題に(米)

2021年03月20日 05:11  Techinsight Japan

Techinsight Japan

サーファーの後ろでジャンプした大きなオニイトマキエイ(画像は『Rusty Escandell 2021年3月15日付Facebook「Photo bombers, they want all the attention lol」』のスクリーンショット)
他人の写真に面白い顔やポーズで勝手に写り込むいたずらは、英語圏で“フォトボム”と呼ばれている。このほどかっこよく波に乗るサーファーの後ろに海中からジャンプして飛び出すマンタの姿が撮影され、期せずして起こったフォトボムに「加工しているみたい」と人々から驚きの声があがった。『New York Post』などが伝えている。

米フロリダ州ブレバード郡在住で自動車修理工場を経営するラスティ・エスカンデルさん(Rusty Escandell)は今月14日、家族や親せきと共に近くにあるサテライト・ビーチを訪れていた。

写真が趣味のラスティさんは、高速で連続写真を撮影するバーストモードを使用して、その日も様々な写真を撮っていた。

「海の写真を撮っていた時、サーファーの後ろの方で水しぶきが上がるのが見えたんだ。魚か何かが飛び出したのかと思っていたけど、家に帰って撮影した写真を確認するとキレイにマンタが写っていたんだよ!」

そう驚いて話すラスティさんの写真に写っていたのは「オニイトマキエイ(manta ray)」という世界最大のエイだった。マントを広げたようなその姿から“マンタ”とも呼ばれているオニイトマキエイは1種類しかいないと思われていたが、2009年に非常によく似たもう1種“ナンヨウマンタ(reef manta ray)”がいると明らかになった。

2種の違いの1つは背面の模様で、直線的なのがオニイトマキエイ、V字型なのがナンヨウマンタとして見分けられている。撮影当時はラスティさんの娘とその恋人が海の中にいて、海洋生物学者である2人がオニイトマキエイを目視で確認したという。

この写真をラスティさんが自身のFacebookに投稿すると、「これはすごい写真だ」「このサーファーはエイに気付いているのかな?」「サーファーの方がマンタの写真にフォトボムしちゃったのかも」「フォトショップで加工したいみたいにキレイに写っているね」とコメントが相次ぎ、瞬く間に拡散された。

ちなみに写真に写っているサーファーは面識がない人だったそうで、ラスティさんがこの男性を探していたところ、今回の写真が広く拡散されたことでサーファー本人のマイケル・コブさん(Michael Cobb)まで画像が届いたという。Facebookでメッセージをやり取りしてマイケルさんと繋がることができ、のちにラスティさんは投稿にマイケルさんのアカウントをタグ付けしたという。

画像は『Rusty Escandell 2021年3月15日付Facebook「Photo bombers, they want all the attention lol」、2020年9月21日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)