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AOKIが赤字拡大で純損失123億円の見通し 緊急事態宣言の延長が痛手に

2021年03月19日 16:32  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

AOKIのロゴ Image by: FASHIONSNAP.COM
紳士服大手のAOKIホールディングスが、2021年3月期通期の業績予想を下方修正した。第3四半期(2020年4月1日~12月31日)で新型コロナウイルス感染拡大の影響から厳しい業績が続いているとしたものの、第4四半期にあたる2月後半から3月までの期間はフレッシャーズ商戦で通期業績に対するウエイトが高い傾向にあるとして下方修正を行っていなかったが、年明けに発出された2度目の緊急事態宣言の延長などが響き、想定以上のダメージを受ける結果となったと説明。純損失は前回予想の53億5000万円から123億円に修正し、赤字幅が70億円近く拡大する見通しとなった。

 今回の下方修正では、売上高を1420億円(前回予想から93億円減)、営業損失を75億円(前回予想は20億円)、経常損失を84億円(前回予想は30億円)とした。人件費の効率化や家賃などの固定費を含めた経費削減にも努めたが、売上高の減少および売上総利益率の低下が大きく影響し、当初予想を大幅に下回る見込みとなった。また、期末配当は見送ると発表した。