念願叶って入社した職場も、合わなければ続けることができない。異様な長時間労働や上司によるパワハラなど、実際に働いてみないとわからないこともある。場合によっては、入社後すぐに退職してしまうことも。今回は仕事をすぐに辞めてしまったキャリコネニュース読者の体験談を紹介する。(文:コティマム)
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歯科衛生士を1日で退職「ドクターが自分のことを『大統領だ』と言っていた」
大阪府の50代女性は、歯科衛生士の仕事をわずか1日で退職した。面接時とは違う職場の雰囲気に納得がいかなかったからだ。
「面接では理想的で素晴らしい説明を受けたが、実際は意味不明な現場。仕事内容もまったく違いました。またドクターが、診察中に自分の事を『大統領だ』と言ってのけるような人だったので、ソッコーお断りしました」
想像していた職場環境と違い、すぐに見切りをつけた女性。現在は他の医療系の職場で働いている。
大阪府の30代女性は、ハローワークで見つけた企業で痛い目にあった。デザイナーとして入社したが、1週間で辞めることになった。
「まず、労働契約書がなく給料も教えてくれない。担当者に聞くと『なにそれ?』と言われる始末。定時は9時から18時だが、タイムカードもパソコンのログも取っていないので実質なし。さらに始業の30分前から掃除しなければならなかった」
思わず抗議したくなる職場環境だが、そこにはモンスターのような上司がいた。
「上司はパワハラ気質の50代女性。今時ヤクザでも使わないような罵詈雑言が多く、陰口大会。精神がおかしくなる前に辞めようと思った」
女性は事務・管理系の仕事に転職し、「病む前に辞めてよかった。いくらやりたい仕事でも、体制が整っていない会社はダメ」と語っている。
新人スタッフの売上に嫉妬「『自分たちをバカにしている』と言いがかり」
整体師の仕事を半年で退職した都内の30代女性は「職場の雰囲気に耐えられませんでした」と理由を明かす。
「オーナーと古参スタッフの2人が他のスタッフの陰口を大声で話すので、雰囲気が最悪。新人スタッフに対し『売上が高いから自分たちをバカにしている。お客様に媚びているから人気があるだけ』と言っていました」
この女性も例外ではなく、「出勤時間の2時間前に店舗に呼び出され、『上から目線でバカにしている』と言いがかりをつけられました」と打ち明ける。さらに退職が決まった後も「『次はどの店に行くのか』と執拗に聞かれ怖かったです」という。
働く人にとって、職場は1日のうち最も長い時間を過ごす場所だ。「職場の雰囲気」は、勤め先を決めるうえで重要なチェックポイントといえる。
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