昨今は、年収1000万円プレイヤーをもってしても「生活に余裕はない」と言わしめるほどシビアな時代だ。とはいえ、キャリコネニュースに寄せられた世帯年収1200~1400万円の声の中には、「余裕」をうかがわせるものもある。
神奈川県の50代既婚男性(メーカー系)は、世帯年収1300万円。住宅ローンを8年で完済しており、他の借り入れもない。よって現在の主な支出といえば、生活費のみ。男性は
「月に決まった金額を貯蓄と投資に回している。あとは好きに使っているつもりだが、使いきれずに貯金が増えていく」
と語る。(文:鹿賀大資)
「田舎暮らしのため持ち家です。自家用車も2台所有しています」
「夫婦2人暮らし」という男性。気になる生活感については「服などの高級ブランドには興味なし」と述べつつ、
「スーパーの食品は、金額を見ずに買える。日用品は気に入ったものをネットで購入。でも底値を探してからだけど。車は約10年サイクルで買い替えていて、購入する時は現金一括払い。今はドイツ車に乗っている」
と打ち明ける。
都内の30代女性(商社系)も、同じく夫婦2人暮らしで世帯年収1300万円。勤務先から30分圏内の賃貸住宅に住み、車も所有している。女性のもっぱらの趣味は、月2回のゴルフだ。女性は日常について、「近所のスーパーは安いですし、生活にはそこそこ満足しています」と書いている。
「田舎暮らしのため持ち家です。自家用車も2台所有しています」と語るのは、茨城県に住む世帯年収1400万円の40代既婚男性。男性はメーカーに勤めており、子どもが2人いる。
「コロナ前は毎年2~3回、海外に家族旅行をしていました。今はコロナで行けず、その分を貯蓄に回しています。年間で300万円程度は貯蓄できているかと。でも普段は特に贅沢などしていません」
「食生活は充実しています」
茨城県の40代既婚女性(金融・保険系)は、夫婦と子ども2人の4人家族で、世帯年収は1400万円。郊外に住んでいる女性は、生活感について、
「スーパーに並ぶ新鮮な地場野菜を安く購入できます。それに家庭菜園の野菜など、職場での頂き物もあるので、食生活は充実していますね。外食はコロナ禍なので控えていますが、通販での取り寄せが食生活に潤いを与えてくれます。節約や我慢することはありませんが、都市部のように名店もないので、おしゃれな食生活は難しいです」
と明かす。
また2人の子どもは、男子中学生とあって今が食べ盛り。米の購入も週1回とハイペースのため「買い物が大変ですね」とこぼす。それでも「ふるさと納税の返礼品を米にするなど、対策もそれなりにしています」とのことだ。ただ、都市部の学校に通わせていることもあり「親子共に朝が早くて大変です」とコメントしている。
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