生粋のギャンブラーは、いつの時代にもいる。30代男性（個人事業主／年収2000万円以上）も、その1人。現在は競馬にのめり込んでおり、毎週約30万円のペースで注ぎ込んでいるという。
「一切当たらない月は、120～150万円くらい使うことも。やめたいとは思うが、コロナ禍なので競馬ぐらいしかすることがない。ちなみに競馬の前は、ずっとスロットをしていた。いくら負けたかは分からないけど、最近のスロットはギャンブル性がないので競馬にシフト」
別の30代男性（正社員・職員／年収450万円）も、パチスロから競馬に流れた経緯を持つ。ただ男性はパチスロでギャンブラーの域を超えてしまい、通院生活の末、競馬に落ち着いたというから、冒頭のケースとは一線を画す内容だ。（文：鹿賀大資）
「最終的には200万円ほど負けていたと思います」
男性は20歳の時にパチスロを打ち始め、そこから10年間にわたりのめり込んでいった。そのピークは終盤の3年間。「5号機が盛り返した頃で、仕事帰りはほぼ毎日、パチ屋に寄る生活をしていました」と続ける。
「その頃は負けが込み小遣いだけでは足りず、家の金を使い込んで、最終的には200万円ほど負けていたと思います。家族からも常に『やめて』と言われ続ける日々。次第に何か1日の最後には『いいことでもあるかも』と思うようになり、気づくとパチ屋でした」
次第に男性は家でも常にイライラするようになり、家族の勧めで病院に通ったという。
「ノーギャンブルな生活には耐えられなかった」
約半年の通院生活を経て、幸いにもパチスロを断つことができたものの、男性は「ノーギャンブルな生活には耐えられなかった」と語る。家族と相談した結果、キャッシュカードを預けることで「競馬なら」と許しを得たという。
「今は週末に小遣いの範囲ですが、ちょっとだけ遊ぶ程度で賭けています。ただ勝ち負けがパチスロほど大きくないこともあって、今のところまったくやめようとは思っていません」
ほかには、
「総額は分かりませんが、パチンコを30年近く。無駄にお金を使ってることに虚しさを感じるけど、パチ屋に足を踏み入れると人格が変わってしまう………。多分、依存症かも」（50代女性／パート・アルバイト／年収150万円）
「パチンコとパチスロを20年ほど、おそらく家1軒は建てられるくらい使っているでしょう。つい呼吸をする感覚で、パチンコ屋に入ってしまいます。お金も時間も無駄にしているのは分かっているつもりだけど、やっぱりやめられない」（40代男性／不動産・建設系／年収250万円）
といった声も寄せられた。
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