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フィリップ王配、28日間の入院生活終える チャールズ皇太子が喜びのコメント

2021年03月17日 11:42  Techinsight Japan

Techinsight Japan

英時間16日に退院したフィリップ王配
エディンバラ公フィリップ王配(99)が英時間16日、28日間の入院生活を終えてウィンザー城に戻る姿がキャッチされた。この日、バッキンガム宮殿が声明で王配が退院したことを正式に発表した。同日公務を行っていたチャールズ皇太子は、父親の退院について喜びの言葉を述べている。

現地時間16日の午前10時半頃、エディンバラ公フィリップ王配がロンドンのキング・エドワード7世病院(King Edward VII’s Hospital)から退院する姿がキャッチされた。病院前で待機していたBMWの後部座席付近にスクリーンが立てられ、車椅子に乗った王配が乗り込んだ後に車は走り去った。

同日、バッキンガム宮殿は声明でフィリップ王配が入院生活を終えたことをこのように伝えた。

「エディンバラ公は本日、感染症の治療と持病の手術が成功したため、キング・エドワード7世病院を退院してウィンザー城に戻りました。殿下は、キング・エドワード7世病院と聖バーソロミュー病院でお世話になった、すべての医療スタッフに感謝しています。」

この日、フィリップ王配とエリザベス女王の長男チャールズ皇太子は、妻のカミラ夫人と共にロンドンのワクチン接種センターを訪問していた。そこで父親の退院について聞かれた皇太子は「感激している」と語っており、その後「最近殿下と話されましたか?」と問われて「ええ、父とは何度か話しましたよ」と答えている。

フィリップ王配は滞在先のウィンザー城で体調を崩し、2月16日にキング・エドワード7世病院に入院した。当初バッキンガム宮殿は声明で、今回の入院は主治医からのアドバイスによるものであくまでも予防措置、持病の経過観察と休息のため数日間入院する予定と伝えていた。

今月1日には市内の聖バーソロミュー病院(St Bartholomew’s Hospital)へ救急車で転院、宮殿は「医師達が引き続き感染症の治療に当たるほか、検査や既存の心臓疾患の経過観察が行われる予定」と声明で明かしていた。現地時間4日には同病院での心臓手術が成功し、翌日にはキング・エドワード7世病院へ戻ったことが報じられた。

王配は2013年に腹部の診査手術を受けた際に11日間の入院生活を送ったことがあるが、今回は28日間という過去最長の入院期間となった。

王室に詳しいリチャード・フィッツウィリアムス氏は、フィリップ王配が今年6月で100歳になることを加え、自身のツイッターで王配の退院を祝う言葉を送った。

「喜ばしい知らせだ。鉄の公爵という異名は確かに当てはまる。人々は殿下にお見舞いの言葉を送るだろう。6月10日に100周年を迎えられることを楽しみにしています。」

現在英国はコロナ規制のため、ウィンザー城ではエリザベス女王と限られたスタッフのみが生活している。王室エキスパートのイングリッド・スワード氏は「王配が退院してウィンザー城に戻る姿を見て、感激しました。女王に大きな安心感と支えになるでしょう」とツイート。ヘンリー王子夫妻と王室の確執が報道される中、心労が続くであろう女王への敬意を示した。

画像2枚目は『Clarence House 2021年3月16日付Instagram「Today at Finsbury Park Mosque’s pop-up vaccination centre, The Prince and The Duchess thanked all those helping to coordinate the NHS-run clinic, including clinical and operational leads, vaccinators, administrators and stewarding staff.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)