そんな慌ただしい期間中にもドライバー市場は大きな動きを見せ、目玉は2017-18年シリーズ連覇のファクンド・アルドゥソによる移籍劇。長年在籍したRenault Sport Castrol Team(ルノースポール・カストロール・チーム)を離れて、4台体制で挑むPuma Energy Honda Racing(プーマ・エナジー・ホンダ・レーシング)に加入し、ホンダ系ファクトリーチームを運営するRAM Racing Factory(RAMレーシング・ファクトリー)の牽引役としてシビックSTC2000をドライブすることに。
引き続き、2020年チャンピオンチームのエースを務めるロッシを筆頭に、FFツーリングカー2年目のシーズンを迎える元跳ね馬ドライバーのルーベンス・バリチェロと、シリーズ随一のスピードを誇るジュリアン・サンテロ、そしてフランコ・ヴィヴィアンのラインアップで挑むTOYOTA GAZOO Racing YPF INFINIA(トヨタ・ガズー・レーシング・YPFインフィニア)に挑む構図となった。
Chevrolet YPF Team(シボレーYPFチーム)のアグスティン・カナピノ、ベルナルド・レイバー(シボレーYPFクルーズ)ともにパンクで戦線離脱の憂き目に遭うのを尻目にリードを広げ、ロッシ、ペーニャ、そしてサンテロの順位でチェッカー。4位にはルノー・スポール・カストロール・チーム新加入のダミアン・フィネンチ(ルノー・フルーエンスG)が入り、バリチェロのカローラが続くトップ5となった。