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ビリー・アイリッシュ、グラミー賞受賞スピーチで女性ラッパーに「この賞はあなたに捧げるわ」

2021年03月16日 14:22  Techinsight Japan

Techinsight Japan

2年連続で最優秀レコード賞を受賞したビリー・アイリッシュ(画像は『Recording Academy / GRAMMYs 2021年3月14日付Instagram「@billieeilish is everything we’ve ever wanted」』のスクリーンショット)
米音楽界の祭典「第63回グラミー賞授賞式」が現地時間14日に開催され、最優秀レコード賞にビリー・アイリッシュ(19)の楽曲『エブリシング・アイ・ウォンテッド』が選ばれた。ビリーは昨年主要4部門を制覇、2年連続での最優秀レコード賞獲得となった。スピーチでビリーは、同賞で受賞を逃した女性ラッパーのミーガン・ジー・スタリオンに向けて「この賞は彼女に捧げます」と敬意の言葉を述べた。

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米ロサンゼルスで開催したグラミー賞授賞式で、ビリー・アイリッシュが昨年に引き続き最優秀レコード賞を獲得した。ステージで元ビートルズのリンゴ・スターがビリーの受賞を伝えると、彼女は大変驚いた表情を見せ、兄フィニアスと共にステージに上がった。


トロフィーを手にしたビリーは「これって、私にとって本当に恥ずかしいことなの」と言い、ビヨンセとコラボした楽曲『サベージ』で同賞にノミネートされていたミーガン・ジー・スタリオンの方を向いて、こう話しかけた。

「あなたがこの賞を受賞する価値がどれほどあるか、というスピーチを書くつもりだったのよ。でも『まさか、私が選ばれるわけはないわ。この賞は彼女のものだ!』と思ってた。だからあなたはこの賞を受けとる価値があるのよ!」

「あなたは他に並ぶ者がいないほど素晴らしい一年を過ごしたって思っている。あなたは女王よ。あなたのことをどれほど愛しているかと思うと、泣きたくなるわ。美しくて才能があって、世界の全てのものに値するわ。私はいつもあなたのことを思ってるし、いつも応援しているわ。正直言って、あなたには受賞する価値があるの。純粋にこの賞は彼女に捧げます。」

その後ビリーが、「ミーガン・ジー・スタリオンに激励を捧げてください」と伝えると会場からは拍手が沸き上がった。そして最後に「受賞を感謝します。ありがとう」と言ってステージを降りた。

ビリーは同式典のオープニングで、車の上に立ち『エブリシング・アイ・ウォンテッド』を披露。最優秀レコード賞に加え、映画『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』の主題歌『No Time To Die』で最優秀ビジュアルメディア向けソングライティングを受賞した。ミーガンは最優秀新人賞を受賞、楽曲『サベージ』は最優秀ラップ・ソングと最優秀ラップ・パフォーマンスも獲得している。

今年の授賞式はコロナ規制のため、会場の分散やバーチャルを取り入れて開催された。出席者は検査を受け、マスクを着用してソーシャルディスタンスを保ったテーブル席に座るなど、徹底した対策のもとで行われた。



画像は『Recording Academy / GRAMMYs 2021年3月14日付Instagram「@billieeilish is everything we’ve ever wanted」「And that’s on winning Record Of The Year two years in a row.」「Our 2021 #GRAMMYs Best New Artist: Megan @theestallion.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)