F1は2021年シーズンのうち3戦で予選スプリントレースを実施する計画を立てている。そのひとつはシルバーストンでのイギリスGPになる見通しであることが分かった。
スプリントレースシステムの詳細はまだ確定されていないが、金曜に予選、土曜日に100kmのスプリントレースが行われ、その結果が300kmの日曜グランプリレースのグリッド順として採用されるというプランだ。
F1の新CEOであるステファノ・ドメニカリは『Sportsmail』に、シルバーストン・サーキットでスプリントレースを開催する予定だと述べた。
「細かい部分について確定しようとしているところだ」とドメニカリは語った。
「グランプリレースそのものの威信を損なうつもりはない。週末のクライマックスは、これまで同様、(日曜の)グランプリだ」
スプリントレースを開催する場合の流れを、ドメニカリは「金曜日に予選を行い、その後、土曜に“スプリントレース予選”を行う」と説明した。
「それによってレースの前日に有意義なプログラムを提供できる。ファンやメディア、放送局に対し、より多くのコンテンツを提供できるようになるのだ。(スプリントレースの)時間は30分ほどだ。表彰台での表彰はない。それは日曜日を待つことになる」
スプリントレースの順位によってポイントを付与するかどうかはまだ決まっていない。
2021年イギリスGPは第10戦として7月16日から18日に開催される。2021年にスプリントレースを導入するグランプリとしては他に、イタリアのモンツァ、ブラジル、カナダが候補に挙がっている。