2021年F1プレシーズンテスト2日目で、スクーデリア・アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は午前セッションを担当し、16人中11番手のタイムを記録した。
アルファタウリAT02・ホンダでの本格テスト2日目を迎えた3月13日、角田はバーレーン・インターナショナル・サーキットで57周を走行、1分32秒684(C4タイヤ)で午前セッションでは5番手、その日全体では11番手となった。
この日は初日のような砂嵐は起こらなかったものの、強風が吹き荒れ、特に午前中はコース上が砂だらけで困難なコンディションだった。そんななか、角田は、できるだけ多くの周回を重ねることを目指し、いくつかのタイヤコンパウンドを使いながら、57周(308.484km)を走った。最初の2時間は空力のテストを行った後、メカニカルセットアップの作業にあたり、最後にソフトコンパウンドで走行した。チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズは「彼はいい走りをした。明日最終日の半日を走り、その後開幕戦を迎えるわけだが、それに向けていい状況だ」とコメントしている。
角田は「僕自身のドライビングは、コースへ出るたびに向上できていると思います。今日も風向きが変わるなど、天候が問題ではありましたが、どんどん学びを深めていくことができています」とテスト2日目の走行後に語った。
「マシンについての習熟を進めており、異なるタイヤコンパウンドで挙動がどうなるかも理解を深められてきています。パフォーマンスはまだベストとは言えませんが、テストの内容に関しては満足いくものになっています。また、マシンのダウンフォースレベルについても学べているので、高速コーナーでの自信が増してきました」
「こうした学びは、僕にとってはもちろん、チームにとってもいいことですし、明日も全力で臨みたいと思います」
角田はSNSを通して次のようなコメントも発表している。
「今日は風向きの変化に悩まされましたが、コースに出るたびに得るものがありました。マシンの理解が深まり、高速コーナーでの自信もついてきてます」
「テストの進捗状況には満足しています。最終日となる明日は午後の走行予定です。全てをまとめあげたいと思っています」